連日のように報道されている女優・沢尻エリカの合成麻薬MDMA所持に関連したニュース。スポーツ紙やワイドショーで「容疑者」と呼ばれる彼女のニュースを見ない日がないが、実は韓国でも連日のように報道されている。
「日本の美女スター、沢尻エリカ、麻薬所持の容疑で逮捕」(『韓国日報』)、「日本の有名女優の沢尻エリカ、麻薬所持の疑いで逮捕」(『KBSニュース』)といった第一報から、「沢尻エリカ、エクスタシー、LSD、コカインもやっていた」(『イーデイリー』)、「沢尻エリカ、麻薬所持で逮捕→大河ドラマは代役で再撮影」(『Newsen』)、「沢尻エリカ、10年以上…ドラマ違約金は?」(『国際新聞』)といった続報まで、こと細かく報じられている。
なかには「日本の悪童女優・沢尻エリカ逮捕」(『ソウル新聞』)、「女王様女優・沢尻エリカ、逮捕でCMとドラマ中止に」(『ペン&マイク』)というところもあった。
そもそも沢尻エリカは韓国でも有名だった。
彼女の出世作となった映画『パッチギ!』は2006年に韓国でも公開されており、そのプロモーションもあって来韓。2006年主演ドラマ『1リットルの涙』は韓国のドラマ専門ケーブルテレビチャンネルMBCドラマネットで放映されているし、2013年にも映画のプロモーションで韓国を訪れている。
昨今、韓国では藤井美菜、唐田えりか、RUIなど日本の女優たちがいち早く注目され人気が出るケースが増えているが、沢尻エリカもその例に漏れず、韓国で早くからその名が知られていたのだ。
そんな有名女優が薬物に手を染めていたという衝撃度もあるが、彼女の薬物使用に関するニュースが連日のように報道されるのは、韓国でも同じようなことが起きているからでもあるだろう。