特に、アメリカ市場からのラブコールには、韓国の音楽市場が震撼した。
アメリカ進出を見据えて活動したアーティストですら目に留まることが厳しい状況のなか、BTSは韓国でリリースした楽曲をもってアメリカ市場を盛り上げたのだ。『FIRE』『IDOL』といったヒット曲が次々と注目を浴び、最新アルバムもリリース前から大きな関心を集めた。
BTSは、カムバックも世界規模だ。
アルバム『MAP OF THE SOUL:PERSONA』をリリースした際には米NBCの人気バラエティ番組『SNL』を通じてカムバックステージを繰り広げ、世界規模のアーティストであることを立証した。
米ビルボードのチャートを見ても、BTSの名が上がらない日がないほどだ。最新アルバムはメインチャート「ビルボード200」で、3週連続上位をキープし続けている。
それだけでなく、今年の『ビルボード・ミュージック・アワード』では「トップ・ソーシャル・アーティスト」賞と「トップデュオ/グループ」賞を獲得し、2冠を達成した。去る5月4~5日に米LAローズボウル・スタジアムでツアー初公演を終えたBTSは、来る5月11~12日にシカゴで公演を繰り広げる。
4月に韓国、5月にアメリカで活動を繰り広げたBTSは、6月に再び国境を越えてイギリスへ向かう。
BTSは6月1~2日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで公演を繰り広げ、現地のファンとステージを共にする。これに先立って最新アルバムは全英アルバム・チャートで1位を記録し、現地での存在感をアピールした。
公演チケットは即刻完売するほどの人気ぶりで、現地だけでなく韓国のARMY(BTSファンの愛称)も熾烈なチケット争奪戦を繰り広げるほどであったという。現在も全国のARMYがオンライン、オフライン共に情報共有を行いながら、BTSのウェンブリー・スタジアム公演に関心を寄せている。
同公演では記者会見も行う予定だ。それだけに、韓国メディアの動きも尋常ではない。