韓流の“顔”は、BTS(防弾少年団)だ。
BTSは『スポーツソウル』がテレビ、映画、歌謡などのエンターテイメント各分野の企画会社、コンテンツ制作会社、プロデューサー、マーケティング担当者など専門家100人を対象に実施した「韓流診断、専門家100人に聞く」のアンケート調査で、「韓流を代表する顔」の1位に輝いた。
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今回のアンケート調査には、K-POP企画会社、俳優マネージメント会社、テレビ局、テレビ番組制作会社、映画制作会社、配給及びレーベル・広報会社などから計100人が参加した。その大半は、キャリア15年以上の専門家として、韓流の始まりから現在までを直接見てきた人たちであるだけに、その重みは格別だ。
BTSは、無回答を除く96票のうち86票の支持を得た。これは2位のBig Hitエンターテインメント(2票)、ソン・ヘギョ(2票)、脚本家キム・ウンスク(2票)の得票数と比較できない数字で、現在の韓流におけるBTSの存在が絶対的であることを証明した。
1990年から韓国の文化コンテンツが海外に広がることで生まれた韓流は、時代ごとに代表する“顔”を少しずつ変化させた。草創期は、特定のドラマと第1世代のアイドルが看板スターとして活躍し、徐々に裾野を広げ、ドラマ・映画・バラエティを通じて誕生した新しい韓流スターとK-POPスターが韓流を導いた。
2012年にPSYの『江南スタイル』が世界的なシンドロームを巻き起こし、韓流の守備範囲はファッション、グルメ、ゲーム、ショーなどに拡大。世界各国に経済的、政治的な波及効果をもたらしている。
そんな韓流の現在の“顔”に選ばれたBTSは、韓流の強みを土台に、新しいトレンドを生み出す、一段階進化した韓流コンテンツに数えられている。
今回のアンケート調査は、現在を含め、未来の韓流の主人公を予測するだけではなく、エンターテイメント関係者の客観的かつ冷静な視線から、持続可能性を持つ“韓流3.0”、あるいは“新・韓流”への課題を探る。
現在の韓流コンテンツのなかで、最も活発な主要コンテンツは何か。