BTSに代表されるK-POPと音楽コンテンツは、「最も活発である」「活発である」との回答が94票に達し、韓流の看板に選ばれた。
H.O.T、Clon、NRG、Babyvox、アン・ジェウクなどが“第1世代”と数えられる韓流スターは、2000年代に入ると、日本でBoA、東方神起、KARA、少女時代などが愛されてK-POPブームを起こした。
2011年の「SMTOWN LIVE」パリ公演を皮切りに、PSYの『江南スタイル』まで、K-POPはアジアを越えて全世界に広まった。現在、BTSがその流れを発展させてグローバルミュージシャンとなり、韓流の変化を実感させている。
1990年後半の『愛がなんだっていうの』『星に願いを』から始まり、『冬のソナタ』『宮廷女官チャングムの誓い』へと続き、『星から来たあなた』『太陽の末裔』『トッケビ』まで。韓流の始まりから現在までの軸を担ってきた韓国ドラマは、「最も活発である」「活発である」との意見が73票だった。
また『私は歌手だ』『パパ、どこ行くの』『花よりおじいさん』など、さまざまな国に販売された番組フォーマットはもちろん、アジアで愛されるユ・ジェソク、カン・ホドン、イ・グァンスなどを誕生させたバラエティコンテンツも、「最も活発である」「活発である」との回答が46票に上った。
一方、海外の有名映画祭で高い評価を受ける韓国映画は、韓流コンテンツとして「普通である」という意見が過半数の50票に達した。「まずまず」(23票)と「微妙だ」(12票)という評価も少なくなく、意外な結果となった。
他にも「Kビューティー(美容・化粧品)」「Kフード(韓国料理)」「ゲーム」「ファッション」「公演」に続き、「YouTube」などのショートコンテンツや映像を新たな韓流の主要コンテンツとして挙げる専門家もいた。
韓流の主な原動力と強み、そして競争力を問う質問(複数回答)では、「コンテンツ」と「スター」に票が集まった。アンケートの結果、「コンテンツ企画力」(67票)が圧倒的な支持を得ており、「体系的なスター養成システム」(46票)、「アーティストのスター性」(43票)、「制作会社、プロダクションなどの積極的な海外進出」(18票)がそれぞれ2~4位となった。
実際に、韓国の情緒や色彩を込めた韓流コンテンツが世界に広がり、それを通じて数多くの韓流スターが生まれ、その韓流スターが作ったコンテンツが世界中で愛されるという“好循環”が生まれている。
韓流は若い世代を中心に消費されており、将来への持続可能性も高く評価された。全回答者の60%以上が「15~25歳」を韓流の主なターゲット層と考えており、「20~30代」まで加えれば、80%を超える。
一方、「30~40代」は1票、そして「40代以上」は1票も入らない対照的な結果となった。トレンドをリードし、最もコンテンツの消費が活発な10~30代に韓流が広がっているというわけだ。
そのため歳月が過ぎるほどに、韓流ターゲット層の年齢が拡大するという期待感を問うアンケートでは、「とてもそう思う」「そう思う」という回答が59票で、過半数を超えている。
韓流を地域別の段階で比較すると、以下の3つの段階に分けられる。