今回公開された作品たちの他にも、多くのエンタメ関係者がNetflix側と協業するためにミーティングを試みている。
ある放送関係者は「韓国にはコンテンツがあふれているが、多くのチャンネルを通してそれらを消化することができる。それだけに、上手に作られたコンテンツを普及する方法を探していく過程でNetflixが魅力的なメディアとして近づいてきたりもする。しかし、韓国ではNetflix自体の好感度が低いため、多くの悩みにもなる」と話した。
実際にNetflixは「全世界1位」というが、「韓国1位」ではない。
韓国はさらに多くのチャンネルを持っており、IT強国とされているだけに視聴者の選択の幅が広い。当然、Netflixにとってそういった点は懸念となりえる。
Netflixの創業者兼CEOのリード・ヘイスティングスは韓国市場での目的について「Netflixには広告がないため、視聴率が重要ではない。IPTV(インターネットを使用した動画配信の仕様)で1番のチャンネルになるのが目標だ」と明らかにした。
さらに、「投資をして成長していくことが、売り上げから得るものより大きな利益になっていると思う。実際に視聴者から好評を得ている。長い目で見たときに良い方向性だと考えているし、株式市場でも良い反応があったことを見ればわかる。ここ5年間で株式が大きく値上がりした」と付け加え、継続的な韓国市場への投資を示唆した。