麻薬から性犯罪と多くの事件で世間を騒がせた2019年の韓国芸能界だが、スターらの温かい寄付は来る年末を明るく照らす見通しだ。
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東方神起チャンミンや歌手IU、元Wanna Oneカン・ダニエルといったスターらが、クリスマスを迎えて善行に乗り出した。彼らの寄付活動はファンにも温かい影響を及ぼしている。
チャンミンは昨年に続き、低所得家庭の児童のためにグローバル児童福祉代表機関「チョロクウサン(緑の傘)児童財団」に5000万ウォン(約500万円)を寄付した。チャンミンによる寄付金は、同財団を通じて韓国内の低所得家庭児童100人の保育・学習費用となる予定だ。
「片親家庭の子供たちのために、温かい贈り物を伝えたかった」としたチャンミンは、「経済的及び社会的な条件と関係なく、すべての子供たちにとってクリスマスが幸せな日になるといい」と伝えている。
また、去る12月23日にチョロクウサン(緑の傘)児童財団が明かした内容によると、歌手IUも1億ウォン(約1000万円)を寄付している。2015年から経済的に困難な児童への寄付活動を続けてきたIUは、寄付文化の良いお手本として位置づけられている。
ファンたちもまた、自分の応援するアーティストが寄付したという知らせを受けて少額の寄付を実践した。その結果、チョロクウサン(緑の傘)児童財団の1日平均寄付額が20倍にもなったという。
IUと親しいことで知られる女優ユ・インナも善行に加わった。ユ・インナは去る12月24日、聴覚障がい社会福祉団体「愛のカタツムリ」(THE SNAIL OF LOVE)に1億ウォンを寄付した。愛のカタツムリは、ユ・インナが出演したドラマ『一緒にファンディング』(原題、MBC)で寄付施設に選ばれた。そういった縁から、去る9月にも同団体に3000万ウォン(約300万円)の寄付金を贈っている。
元Wanna Oneカン・ダニエルも、愛のカタツムリに3000万ウォンを寄付した。所属事務所KONNECTエンターテインメントは、練炭銀行を通じて練炭1000枚を寄付するなどして善行を続けている。さらにカン・ダニエルは、世界障がい者の日を迎えた際に聴覚・言語障碍者のために音声の通話連結サービスに参加した。寄付金だけでなく、自らの声で彼らを手助けしたのだ。
俳優チョン・イルは去る12月15日、ファンと共にした「2019 チョン・イルと共にするアイの分かち合いバザー」を開催。自身が広報大使を務めるソウルカトリック社会福祉会に、収益金を全額寄付した。当該の寄付金は、手助けが必要な貧しい人々に贈られる予定だ。
兼ねてより積極的な寄付活動で知られるAOAソリョンは、去る12月19日に小児がんなどで闘病中の子供たちのために治療費5000万ウォン(約500万円)を寄付した。「治療費がなくて手術を受けられない児童・青少年患者の消息を聞き、寄付を決めた」と明かしている。
昨年1億ウォン以上の高額寄付者の集まりである「Honor Society」の一員となったソリョンは、一貫した善行で多くの人々のお手本となっている。
韓国でドッグトレーナーとして活躍するカン・ヒョンウクは、動物保護施設Beagle Rescue Networkに1000万ウォン(約100万円)を寄付した。“ケトンリョン”(犬統領)の肩書きに恥じない善行を続けている。
K-POPボーイズグループNU'ESTも、続々と寄付活動に乗り出した。
メンバーのベクホは、ソ・ギョンドク教授と共に「世界漢陽都城映像広報キャンペーン」にナレーションとして参加し、才能寄付に努めた。JRもまた、去る11月26日に自身の母校である江陵小学校に2000万ウォン(約200万円)寄付している。
年末を温かく締めくくろうとするスターらの積極的な寄付活動は、世間にも善良な影響を与えるという点で大きな意味を持つ。各種オンラインコミュニティやSNSではファンが実際に寄付に参加し、心温まる“寄付リレー”を続けている。
ある芸能関係者は、こう話している。
「1年を締めくくるというタイミングだからこそ、大衆からの愛に恩返ししようという心が大きく働いたようだ。また、寒くなるにつれて恵まれない人々にとって最も手助けの必要な時期となる。
寄付リレーは、社会全般に寄付文化を広めるのに大きな影響を与えている。特に、スターらの寄付は、影響を受けるファンが少なくないため一層意義深い」
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