快速疾走中の俳優チョン・ヘインが、自らを振り返った。
【写真】チョン・ヘイン、高貴なスーツ姿で“男の色気”も思いのままに
韓国で去る12月18日に公開された映画、『始動』(原題)を通じて新たな変身を見せたチョン・ヘイン。人生に新たな出発地点を見出す人々の姿を描いた『始動』で反抗期青年サンピルを熱演し、大きな反響を得た。
チョン・ヘイン演じるサンピルは、厳しい境遇の中たった一人で祖母を支える青年。生活のために金貸しの世界に足を踏み入れ、その過程で数々の試練を経験してゆく。“反抗児サンピル”というキャラクターは、これまで多くの女性視聴者の胸をときめかせたチョン・ヘインの姿とは全く異なる印象を与えた。
サンピルには従来のチョン・ヘインのイメージからか、“根っからの反抗児”というよりも、無理やり世間に反抗する“青春の姿”が色濃く描き出されていた。本人もこれには納得しているようだった。
「サンピルは口が悪いときもあるし、タバコを吸う姿も見られる。だけど、そういった行動が不自然でなければならないと思っていた。
頭を割られてからテギル(演者パク・ジョンミン)に電話して、腹を立てながら“(頭を割ったやつを)殺してやろうか”というシーンがあるのだけど、そんなサンピルに対してテギルは笑う。殺せないことを知っていて、無理に粋がっていると思っているからだ。観客の皆さんにも、そんなふうに見てほしかった」
劇中では、誤った選択によって後悔するサンピルの姿も描かれた。チョン・ヘインも同様に後悔したことがあるのだろうか。
彼は「特にないように思う」と笑顔を浮かべ、学生時代を振り返った。