自らの芯を強く持つことで、つらい時期を乗り越えたコ・ジュンヒ。しかし、両親について語るときに限っては目頭を赤くしてうなだれた。
「母親が、私のせいで通院していたことを知らなかった。悪質な書き込みで大きなストレスを受け、耳鳴りなどの症状が出ていたそうだ。手術までしなければならない状況だったので、どうしようもなく悔しかった。私を信じて、応援してくれる家族が傷つくのは見てられなかった」
コ・ジュンヒはさらに、現在の自分の心境を率直に打ち明けた。
「私はスキャンダルの中心に立った彼らのことを、本当に知らない。そのうちの1人はツーショットを掲載したことがあるので、さらに議論にはなった。だけど、それはあるイベント会場で会ったときのものだった。皆が彼と記念写真を残すタイミングで、私もその雰囲気に乗って写真を撮ることになった。
同じ事務所だから知り合いだったことは事実。だけど、連絡を継続的に取り合っていたことはない。私は何も知らないのに、周りがなぜ私に(バーニングサン事件と関連した)質問をするのかわからなかった」
暗く重苦しい2019年を過ごしたコ・ジュンヒだったが、去る11月には新たなプロダクションに移籍して再スタートを知らせている。彼女を応援してきたファンにとっては、何よりも喜ばしい知らせだ。
次回作については「前作の『憑依~殺人鬼を追え~POSSESED』(OCN)がスリラーだったので、今度は明るい物語で皆さんの元を訪れたい」と意欲的な姿を見せ、「来年の上半期ごろ」と復帰の時期についてもほのめかした。
今のコ・ジュンヒにとって、デマの嵐は人生の通過点に過ぎないようだ。彼女が語った今後の抱負は、最近までつらい時期を過ごしたとは思えないほど希望に満ちていた。
「まだ悔しい部分はあるけど、前向きに考えようと思う。私にこのような試練が降りかかってきたのは、もっと良いことが起こる前触れだったと。ひたすら母に元気でいてほしいと思っているし、皆さんには良い作品でお会いしたい。機会があれば、バラエティ番組にも挑戦したい。色眼鏡を外して眺めてくれると嬉しい。来年は絶対幸せになりたい」