“帰ってきたイ・ヨンエ”はSNSを開設し、バラエティ番組にも出演するなど、いつになく活発な姿を見せている。最近話題になったSNSについては、「面白半分でやっている」と話す。
「以前からやりたかったけど、急に始めるのも適切ではないと思った。だから映画の広報もかねて始めることにしたのだけど、少しタイミングが遅れてしまっていきなり10枚ずつ投稿するという事態になってしまった。初心者風を吹かせたところなので、一つひとつ学びながらやってみようと思う(笑)」
仕事と家庭のバランスを保ち、女優の模範答案のような生活を送っているイ・ヨンエだが、最近続く芸能人の悲報について胸を痛める場面も見られた。
「どれだけ辛い時期だったのか、その中でどれだけ混乱していたのか、胸が痛かった。比べ物にならないかもしれないけど、私も辛い過程を経て成熟した。その過程を乗り越えられず消えてゆく後輩たちを見ていると、とても心が痛む。まだ始まったばかりなのに。自問自答して考える時間をたくさん持たなければならないと思った。
私は、20代のときに鏡を見ながら自問自答した。自分でまっすぐ立てるようになることが必要なのではないかと思う。若すぎる年齢でデビューして、途方に暮れる仲間たちが多くて口惜しい思いだ」
9歳になる双子の母でもあるイ・ヨンエは、我が子に対する無限の愛情をあらわにしている。
韓国で映画『アナと雪の女王2』が公開された際には、ネット民から「エルサに似ている」という声が寄せられたイ・ヨンエ。これに対しては「うちの娘に(そのコメントを)見せてほしい」と伝え、「子供たちのためならアニメの吹き替えもやる」と意欲的な姿を見せた。
また、「子供たちは私にあまり関心がないようだ」と、少し意外な発言も。
「先日授賞式を終えて娘に電話をしたら、“ママはどうしてもう帰ってくるの? サインを貰ってこなくちゃ駄目でしょ”と言われた。女優のパク・ソダムさんのサインを貰ってきてくれと言っていたから。“自分の母親がイ・ヨンエだ”というよりは、“ママはママだから”という認識のようだ(笑)」
最後にイ・ヨンエは、今後の方向性について語った。
「女優としても均衡を失わず、家庭でもうまくやって、バランスよく活動したい。それが社会的にも、少しでも良い影響になると思っている」
一人の母として、女優としてイ・ヨンエがどのような姿を見せるのか。今後の歩みには期待が高まるばかりだ。