去る9月26日に最終回を迎えた時代劇ドラマ、『新入史官ク・ヘリョン』(原題、MBC)。朝鮮初の問題的“女史”ク・ヘリョンと、彼女いない歴=年齢の王子イ・リムによるロマンスを描いた同作は、幅広い層の視聴者から大きな反響を得て幕を閉じた。
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劇中で主人公のク・ヘリョンを演じたシン・セギョンは撮影を終えて「とても大切な作品。こんな物語に出会えてよかった」と感想を伝え、作品に対する並みならぬ愛情をあらわにした。そんなシン・セギョンの思い入れに寄り添うように、視聴者からは「シン・セギョンが人生のキャラクターを更新した」という称賛も尽きなかった。
次回作は特に決まっていないというが、最近はお茶の間で見ることのできない“等身大のシン・セギョン”についても関心が集まっている。
―なにか趣味はあるのか。
料理とお菓子作り。大した実力があるわけではないけれど幼い頃から好きで、専門的に勉強したいとも思っている。雑念をなくすのにうってつけの趣味だ。一番の得意料理は、えごまのスジェビ(スジェビは、日本でいうすいとん)。
―成人したばかりの頃に出演した人気コメディシリーズ『明日に向かってハイキック』がユーチューブや再放送を通じて再び話題だ。共演していた子役のソ・シネ、チン・ジヒももう20代だ。
今見ると、あの頃の自分が本当に若かったと思う。2人がすっかり大人なのも、本当に不思議(笑)。
―今年で30代(韓国年齢)に突入したが、役者としての変化は感じているか。
29歳と30歳の違いは、よくわからなかった。個人的には30歳という年齢を良く思っている。芸歴が長いぶん現場ではいつも末っ子だったから、お姉さんという立ち位置になったことに肯定的な変化を感じた。役者の仕事と向き合いながら戸惑っていたような時期も過ぎた。安定した状態で自分の立ち位置を探しているようで、個人的にはこれからの期待が大きい。
変化を挙げるとすれば、体力が追い付かなくなった。気のせいなのかもしれないけど、なるべく体力は維持していきたい。そんな思いもあって、普段から一生懸命身体を動かしている。
―シン・セギョンにとって、演技とは?