天才子役の名で知られたキム・ヒャンギが、しばらく普通の学生に戻る。
(関連記事:天才子役から演技派女優へ。韓国版“奇跡の世代”キム・ヒャンギの目覚ましい成長)
キム・ヒャンギは現在、韓国JTBCで放送中の青春ドラマ『十八の瞬間』で悩める高校生を熱演中だ。
『十八の瞬間』は未熟で危うい若者たちの青春をテーマにした学園ものドラマ。劇中で自立を夢見る優等生ユ・スビンを演じるキム・ヒャンギは、元Wanna Oneのオン・ソンウ演じる主人公オン・ソンウとの切ない恋を見事に描いた。
業界関係者は、“芸歴14年の大ベテラン”、“最年少千万女優”(千万=1000万人の観客動員数)といった輝かしい経歴を持つ子役スター、キム・ヒャンギの女優としての新たな成長に一層注目している状況だ。
これまで数々の映画やドラマを通じて見事な才能を披露してきたキム・ヒャンギだが、ヒロインとしてドラマの顔を担当したのは今回が初めて。また、『十八の瞬間』にはアイドルグループWanna Oneの活動を終えたばかりのオン・ソンウをはじめ、実力はあるが演技経験の浅い新人俳優が名を連ねている。
このような理由から必然的に負担の大きな役割を担うこととなったが、キム・ヒャンギはそんなプレッシャーをものともせず、確かな成長をお茶の間にアピールした。
ファンの期待を裏切らない成熟した演技を披露し、いよいよ有名女優へと成長しつつあるキム・ヒャンギ。次回作が気になるところだが、所属事務所は「来る10日に『十八の瞬間』が最終回を迎えたら、ひとまず学業に専念する」と明かしている。
キム・ヒャンギは昨年、漢陽(ハニャン)大学・演劇映画学科の随時選考に合格した。最近2学期が始まったので、大学生として学業に専念する意思を伝えたという。ここ数年で芸能人に対する学校側の管理が厳格化したこともまた、このような決断に至った理由だろう。
ある芸能関係者は、「子役から女優に成長する段階であるだけに、この時期は出演作や今後の活動に対する欲が先走りがちだ。しかし、キム・ヒャンギはそんな中で賢明な判断をしたようだ。今の自分にしかできない経験を積んでゆくことが結果的には良いエネルギーとなり、一層素晴らしい演技を見せてくれるだろう」と分析している。
日本でも韓国版“奇跡の世代”女優として注目度の高いキム・ヒャンギが、これからどんな女優に成長するのか。今後の活躍には早くも大きな関心が集まっている。
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