ドラマ『ノーサイド・ゲーム』が“ラグビー不毛の地”韓国で通用している理由は?

2019年09月08日 テレビ
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毎週日曜日の午後9時からTBS系列で放映されているドラマ『ノーサイド・ゲーム』。

池井戸潤の小説を原作とし、大泉洋扮するトキワ自動車の中堅サラリーマン君嶋隼人が、同社のラグビーチーム“アストロズ”のゼネラルマネージャー(GM)となって奮闘する姿が描かれており、好評を得ている。

筆者も毎週欠かさず楽しく視聴しているが、この『ノーサイド・ゲーム』が韓国でも放映されていることをご存じだろうか。

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放映しているのは、韓国の“日本コンテンツ専門”ケーブルテレビ局であるチャンネルW。日本の最新ドラマやバラエティ、ドキュメンタリー番組などの独占放映権を取得し、過去にはドラマ『孤独のグルメ』をはじめ『深夜食堂』『逃げるは恥だが役に立つ』『ドクターX~外科医・大門未知子~』『過保護のカホコ』などを放映していた。

2018年12月に同局の経営総括理事キム・ヒョンジュン氏をインタビューした際、「韓国で放送されたことのない珠玉の名作を紹介しつつ、話題の最新作も放映する」と話していたが、その作品選びの確かさには改めて敬服する。

チャンネルWでは日本の放送開始から、2週間ほど遅れた7月24日からスタート。毎週水曜日の午後11時からオンエアされている。

ネット上で上がっている『ノーサイド・ゲーム』の反応は上々だ。

チャンネルWの『ノーサイド・ゲーム』告知ポスター

「ノーサイド・ゲームが面白いということを否定できない」「スポーツ作品ならではの感動法則をそのまま因襲しているのに、僕の中にある“涙のボタン”を押しまくる作品」という意見もあるほどだ。

韓国はラグビー不毛の地とされているが…

ただ個人的に気になったのは、韓国の視聴者たちは『ノーサイド・ゲーム』で扱っているラグビーというスポーツを理解できているだろうかということだ。

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