宮脇咲良は韓国のケーブルチャンネルOliveの『みんなのキッチン』を通じてIZ*ONEメンバーの誰よりも早くレギュラー番組が決定したし、48グループ時代にさほど知名度が高くなかった本田仁美は、ネットユーザーがリアルタイムで“最高のアイドル”を選ぶ韓国の投票サイト「ベストアイドル」の女性部門で4週連続1位を獲得している(8月10日現在)。
矢吹奈子に関しても同様だ。K-POPアイドルとしては珍しい150cm(公称)という小さな身長が『PRODUCE 48』放送当初から話題を集め、「まさに妖精」「可愛すぎる天使、奈子」といった具合で愛くるしいビジュアルがたびたびネットニュースで取り上げられる。
日韓の参加者総勢96人という激戦区のオーディション、しかも国民の投票によって選ばれたIZ*ONEのメンバーであるだけに、彼女たちの熱い人気は当然と言えるかもしれない。しかし驚くべきは、ファンの熱狂ぶりが韓国人メンバーを凌ぐ勢いであるということだ。
韓国を活動拠点にしているにも関わらず、3人の日本人メンバーがこれほどまで人気を集める理由はなんなのか。その秘密は、“国民的アイドルグループ出身”という彼女たちならではの肩書きにあるのかもしれない。
48グループといえば、秋葉原を拠点とするAKB48だけでなく、名古屋の栄を拠点とするSKE48、大阪のなんばを拠点とするNMB48、そして博多が拠点のHKT48などがあり、いずれのグループも正規メンバーと研究生を合わせて50人超えが当たり前という、かなり大所帯のグループだ。