CM出演に主力を傾けながら、2009年には在米韓国人の実業家チョン・ホヨンさんとハワイで極密結婚した。
2人は10年前からの知り合いだったらしく、『宮廷女官 チャングムの誓い』の放送10周年記念ドキュメンタリーでイ・ヨンエは「夫の勧めで出演を決心した」と明かしている。2011年には男の子と女の子の二卵性双子を出産し、2児の母にもなった。
そんなイ・ヨンエが久々に公の場に姿を現したのが、2014年。特別番組『イ・ヨンエの晩餐』で久々にお茶の間に登場し、双子の育児に奔走する姿を披露した。
そして翌2015年には韓流時代劇ドラマ『師任堂(サイムダン)、色の日記』の主演を務めることが決定。2017年に韓国で放映された同作は、もちろん日本でもオンエアされた。
その『師任堂』終了後もファッション誌で優雅なグラビアを飾ったり、10年以上も広告モデルを務めているLGグループのイベントに登場したり、2014年仁川(インチョン)アジア大会の聖火最終点火者を務めたりと、多忙のイ・ヨンエ。
とはいえ、ファンにとって気になるのはクラビア登場やCM出演ではなく、やはり次回作ではないだろうか。
韓国の大手芸能プロダクション関係者によると、イ・ヨンエは依然として「キャスティングしたい俳優・女優」の上位にあるそうで、ドラマ、映画を問わずさまざまな出演オファーが今でも殺到しているという
そのなかからイ・ヨンエが選んだのは、韓国映画『私を探して』。
同作は、6年前に失踪した息子とそっくりな子供がいるという連絡を受けた母親が、息子を探すために見知らぬ村を訪ねるヒューマンサスペンス。2019年公開を目指して、昨年5月にクランクインした。
イ・ヨンエの長編映画主演といえば、2005年に日本でも公開された『親切なクムジャさん』以来13年ぶりとなるだけに、その出来栄えには今から期待が集まるところだ。
あの頃と違って、現在は実生活でも2児の母親でもあるイ・ヨンエが、どんな母性愛を表現するかという点にも注目が集まることだろう。