少女時代のユナ(本名イム・ユナ)が、7月31日に韓国で公開された映画『EXIT』(原題)を通じて、映画初主演を飾った。
同作品は、映画業界で最大の繁忙期と言われる夏に公開された2019年の期待作の一つだったが、初めて主演を務めるユナの演技に対し、期待と憂いが共存していたのが事実だ。
しかし、『EXIT』の試写会が行われてからは、雰囲気が変わった。メディアや一般観客からの好評が相次いだのだ。
特にユナのナチュラルでコミカルな演技は合格点をつけられた。絡まった髪に汚い顔、ゴミ袋で作った服を着て叫んだりするユナの姿は、従来のイメージを確実に覆すものだった。
『EXIT』は、公開初日に韓国ボックスオフィス1位を記録し、エンタメ映画の歴代最高興行作である『極限職業』より高いスコアで好スタートを切った。
ユナと同じく、少女時代のスヨン(本名チェ・スヒョン)も映画界で活躍している。
5月に公開された『ガールコップス』(原題)で、プロハッカー並みの能力を持つ主務官ヤン・ジャンミ役を見事に演じ、興行に貢献した。当初は『EXIT』同様、興行を予測できなかったが、ボックスオフィス1位と損益分岐点を超える結果に。
スヨンは同作で新たな姿を披露し、女優としての存在感を放った。
一世を風靡した少女時代のメンバーたちが、映画でも徐々に活躍を見せていることについて、映画関係者はこう言う。
「ユナ、スヨンをはじめ少女時代のメンバーたちはデビュー前からシステマチックに演技のトレーニングを受けた。映画界ではまだはじめの一歩を踏み出した段階だが、演技力と老巧さを持っている。何よりも責任感があり、プロ意識が強い。芸能界デビュー12年目にもかかわらず、常に新人の姿勢で臨んだのが彼女らの成功の秘訣だと思う。格好悪くなるのを全く恐れなかった」
実際に、ユナとスヨンは自ら「映画界では新人だ」と言い、学ぼうとする姿勢を見せてきた。
少女時代のメンバーたちは、自ら新しい可能性を広げながら成長している。今後の活躍にも期待が寄せられる。
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