少女時代ユナが、本名の「イム・ユナ」で映画初主演を務めた。
7月31日に韓国で公開された映画『EXIT』(原題)で、ユナは華やかなアイドルとしての姿とは一変、責任感が強く行動的なウィジュ役を演じている。
『EXIT』の公開を控えた某日、映画公開に対する感想と撮影の裏話、そして少女時代についてユナに話を聞いた。
◇
映画初主演という知らせを聞いて少女時代のメンバーたちはどう反応したか。
「面白そう、気になると言ってくれる。早く映画の感想が聞きたい。うちのメンバーたちは応援というか、正直に話してくれるほうだ。大変だったことについては労い、褒めてくれる」
いま、ユナにとって少女時代とはどんな意味なのか。
「それを上手く表現できる言葉が見つからない。小さい頃から一緒に社会に出て、長年付き合ってきた。全てを一緒にやってきたのでデビューしてからも私たちを理解するのは私たちしかいないし、喋らなくても通じ合える何かがある感じだ。時には友だちで、時にはお姉さん。全てが成立する存在だ。長年同じ仕事をしながら頼ったり共感できるメンバーがいることについて、周囲からはよく羨ましがられる」
メンバーたちと10年以上、友情を育んできた秘訣が聞きたい。
「お互いを理解することが重要だ。メンバー数が多かったから良かったところもある。今はみんながどんなタイプの人間かをありのままに受け止め、理解し、見守っている。それが秘訣ではないだろうか」
オフの時はどう過ごしているか?
「友だちに会って美味しいものを食べておしゃべりをする。合間を縫って映画やドラマを見たり、音楽を聞いたりしている。最近は料理もする。実はバラエティ番組『ヒョリの民泊 2』出演をきっかけに、以前から興味はあったがなかなか機会がなかったことに挑戦できた」
少女時代は2007年にデビューして、デビュー12年目を迎えた。どんな気持ちなのか。
「10周年の時から、少女時代がすごく格好良く見えた。一つの仕事を10年間やり続けることは格好いいことだと思っていたので、そういう格好よさを得られるようになった感じだった。少女時代に対するプライドと、自分に対する自尊感情が高くなった」
デビュー当時から今まで、ずっと守ってきたものはあるか。
「常に、その瞬間にベストを尽くすことだ。ただ頑張りすぎるよりは、出来る分だけやったほうが結果的に後悔しない。自分のコンディションよりは、結果物が評価される職業なので、悔いの残らないよう、その瞬間にベストを尽くしていきたいと思っている」
俳優としての今後の活動が気になる。
「とりあえず『EXIT』のプロモーション活動に専念する予定だ。デビュー12年目にもかかわらず新しい経験が多くてすごく楽しい。今後は今まで演じたことのないキャラクターを演じてみたい。まだまだお見せしたいのはたくさんある(笑)」(了)
前へ
次へ