韓国で最高視聴率25.5%を叩き出した人気ドラマ『サイン』(SBS、2011年放送)が、テレビ朝日の新たな木曜ドラマとして日本の視聴者の元を訪れる。
7月11日よる9時から放送スタートする日本版は『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』というタイトルで、出演作品ごとに独特な存在感を放つ俳優、大森南朋が民放ドラマで初めて主演を務めることでも話題を呼んだ。
実は、日本でリメイクされた韓国ドラマは少なくない。中には独自の設定やストーリーが高く評価され、原作を遥かに超える視聴率を記録したものもあった。
はたしてどんな作品たちが視聴者を唸らせたのか、さっそく紹介していこう。
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『シグナル 長期未解決事件捜査班』(2016年放送、tvN)
2018年4月期にフジテレビ系列で放映されたドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』。俳優の坂口健太郎がテレビドラマ初主演したことで話題となった。原作の『シグナル』は韓国で2016年1月から3月まで放映され、ケーブルチャンネルながら最高視聴率12%を記録して大きな反響を得た。ちなみに、吉瀬美智子と同じ役どころの女性刑事役を演じたキム・ヘスは“韓国唯一の総合芸術大賞”、「百想(ペクサン)芸術大賞」のTV部門で女子最優秀演技賞に輝いている。
『グッド・ドクター』(2013年放送、KBS)
2018年7月期にフジテレビ系でオンエアされた山崎賢人主演の『グッド・ドクター』。
原作の『グッド・ドクター』は“韓国のNHK”と言えるKBSで放送され、放送当初は最高視聴率21.5%を記録。2014年の第50回百想(ペクサン)芸術大賞でTV部門ドラマ作品賞を受賞するなど、人気と作品性の両方で評価を得た。日本版は、主人公による小児外科の患者たちや子供を亡くした両親たちへの“心のケア”を重点的に描いている。視聴者からは放送毎に「涙なしに見られない」「最初から最後まで感動した」といった声が続々と寄せられ、原作に劣らない大きな反響を得た。
『ごめん、愛してる』(2004年放送、KBS)