すでに原作を見ている視聴者にとっては先の展開が見えているため、面白さが半減されている。何よりも、どんでん返しの鍵となる“近親”“自殺”のようなシーンをどう表現するかについては、期待より懸念のほうが大きい。
韓国の情緒に合わせて修正を加えるという話もあるが、視聴者が納得するような設定変更と再解釈が行われるかどうか疑問が残る。
それに「そもそも原作の壁が高すぎる」という声も少なくない。
いくら上手くリメイクをやり遂げても、原作のキャストが見せてくれた演技と強烈な余韻を再現することは難しいとの評価だ。
一部では、同作の物語が韓国の一般大衆とマッチせず、その上、ローカライズかつ現代の設定に変えてしまったため、魅力を感じにくくなったという意見もある。
もちろん、視聴率が上昇する可能性はまだ十分に残っている。残り12話で繰り広げられる物語への期待も大きい。
“リメイク”や“ソ・イングク”というリスクを背負って初めた『空から降る一億の星』が、はたして原作の壁を乗り越えられるか、注目が集まる。