YGエンターテインメント(以下、YG)のヤン・ヒョンソク代表プロデビューサーが、引退を宣言した。
ヤン・ヒョンソクは6月14日午後、自身の心境を吐露してYGから退く意を伝えた。
「口にするのも恥ずかしいような恥辱的な言葉たちが、まるで事実のように分別なく囁かれている現在の状況に、忍耐を持って耐えてきた。しかし、これ以上は難しいようだ。YGと所属アーティスト、ファンの皆さんが私のせいで被害をこうむるようなことは、あってはならない。
23年間、人生の半分近くをYGの育成に捧げてきた。最高の音楽と最高のアーティストをサポートするのが、私にとって最も大きな幸せだった。それだけが、私がファンの皆さんと社会に貢献できる唯一の能力だと思っていた。私は本日をもって、YGに関わるすべての職責と業務から降りようと思う」
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さらに、「私の愛するYGの所属アーティストと、彼らを愛してくださったすべてのファンに、これ以上私のせいで迷惑がかかることのないよう、心から祈っている。現在YGには、私よりも能力があり、感覚の優れている専門家がたくさんいる。私が退くことは、彼らの能力をより発揮できる良いきっかけとなるだろう。一日でも早くYGが安定化することが、私の心からの願いだ」と伝えている。
最後には「現在のマスコミ報道や非難に関する事実関係は、今後の調査過程を通じてすべて明らかになると信じる。感謝する」と締めくくった。
警察は現在、最近グループ脱退が決定したiKONのB.IとYGに対する再捜査を決定している。
韓国メディア『連合ニュース』によると、京畿道南部地方警察庁は「B.Iの麻薬疑惑はもちろん、YGの外部圧力と警察癒着の有無に対して厳重に調査する方針。捜査対象者が増えるなどして状況が複雑になれば、その場に応じて広域捜査隊または知能捜査隊などの追加人材を投入し、関連事案を操作する」と明かした。
ヤン・ヒョンソクには、iKONのB.Iの麻薬事件に介入したという疑惑が浮上している。B.Iに麻薬を提供したとされる元アイドル練習生ハン・ソヒは、2016年当時にヤン・ヒョンソクが自身を脅迫、懐柔し、B.Iと麻薬が無関係であると供述を変更するよう促したと主張している。
YGはこれに対して「ハン・ソヒに対してB.Iに関する供述を正しいものに訂正するよう要求したことはあるが、弁護士を代理で専任したことはなく、脅迫や懐柔の事実もなかった」と明かしている。
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