大型グループ最大の強みは、なんといってもメンバーそれぞれの個性だろう。
相対的に見ると、少人数で構成されたグループと比較して一人ひとりの個性をアピールできる機会は少ないが、大人数の中で個性をはっきりさせることに成功した場合はグループ全体の大きな魅力につながる。
SEVENTEENは、すべてのメンバーがステージ上の表情演技に長けている。
従って、大勢の人々にそれぞれの魅力をしっかりアピールするという面でも優れているグループなのである。それだけでなく、SEVENTEENはVOCALチーム、PERFORMANCEチーム、HIPHOPチームと、グループ内で個人の魅力や強みが際立つ3つのユニットで分かれている。
メンバーそれぞれの長所をファンにもわかりやすい形でアピールすることに成功して大きな反響を得た。
SEVENTEENは去る4月に行われた『SEVENTEEN 2019 JAPAN TOUR ‘HARU’』を通じて約20万人のファンを魅了した。
3つのユニットを作り出したことはメンバーの個性を視覚化するだけでなく、コンサートをより華やかに、そしてより多彩なパフォーマンスを実現することができる。一度きりの公演で披露する期間限定的なユニットではないため、安定感をキープしながら次々と新たな挑戦に乗り出すことができるのだ。
バリエーション豊かなパフォーマンスを実現し、1つのグループとして集結した際の迫力も楽しむことができるため、コンサートならではの魅せ方ができるという点も大きく評価されている。
SEVENTEENはまさに“コンサート型”アイドルなのだ。
SEVENTEENのコンセプトの基本は、“清涼”。韓国ではデビュー直後から清涼で爽やかなイメージを強調しており、このようなコンセプトが日本でも高く評価されたようだ。
それだけでなく、爽やかというコンセプトの中にセクシー、キュート、パワフルといった多種多様な一面を見せることも可能であるため、そういった“成長の可能性”や“新たな一面に対する新鮮さ”も、日本のファンの心を掴んで離さないのである。