2015年にデビューした13人組K-POPボーイズグループSEVENTEEN。
数々のK-POPスターが活躍する日本で、彼らが1年というわずかな期間でトップクラスの人気を誇ったのは決して偶然ではない。数多くの挑戦と要員が絡み合って初めて得ることになった快挙である。
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去る5月29日にリリースしたSEVENTEENの日本シングル『Happy Ending』は、翌日30日にオリコンデイリーチャート1位を記録した。販売開始からわずか1日で10万枚超えの売り上げを叩き出し、初週売り上げは25万4877枚にまで上った。
この記録は、SEVENTEENが昨年5月30日にリリースした日本デビューアルバム『WE MAKE YOU』を遥かに上回っている。
日本デビュー1周年をこのような大記録で飾ったことは、SEVENTEENだけでなくファンにとっても特別な出来事となった。
SEVENTEENが日本で成し遂げた快挙は、これだけではない。
昨年度はオリコン年間インディーズアルバムランキングで1位を獲得しただけでなく、第33回日本ゴールドディスク大賞ではニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー、ベスト3ニュー・アーティストのアジア部門を席巻し、大きな存在感を証明した。
さらに、去る1月に韓国でリリースされた6枚目のミニアルバム『YOU MADE MY DAWN』がオリコン週間合算アルバムランキング1位を獲得し、韓国人アーティスト初の記録を叩き出した。
日本で成し遂げた貴重な成果は、真のグローバルグループへと進出する礎になるとされている。SEVENTEENがなぜ、わずか1年という短期間で日本に熱い旋風を巻き起こしたのか。そこには7つの理由と原動力があった。
韓国で通称“カルグンム”(刃物郡舞)と呼ばれる切れ味抜群のダンスは、K-POP特有のダンスパフォーマンスだ。SEVENTEENは大勢でダンスパフォーマンスを繰り広げる“団体群舞”の分野でK-POP最高級グループと言われている。大型グループによるダイナミックなパフォーマンスの“新たな境地”を開拓したのが、まさに彼らなのである。
13人のメンバーが同じステージで繰り広げる“カルグンム”は、歯車がぴったりとかみ合うように成功だ。ダンスパフォーマンスの域を超えて寸劇を繰り広げるかのように物語を感じさせるという点も、SEVENTEENだけが持つ強みといえるだろう。そういった点が日本のファンにも新鮮さを与えたようだ。