クラブ「バーニングサン」事件の発端となったキム・サンギョ氏に対して警察がセクハラと暴行、業務妨害などの疑いで起訴意見として検察に送致した。
ソウル警察庁の広域捜査隊は5月15日、キム・サンギョ氏を性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反(公衆密集場所でのセクハラ行為)の疑いを適用、起訴意見で検察に送検すると明らかにした。
キム氏は昨年11月24日、ソウル江南のバーニングサンで女性3人に性的な嫌がらせをした疑いを受けている。
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警察は、被害女性4人の供述を確保し、被害者、キム・サンギョ氏、目撃者など7人に対する調査とクラブ内CCTV映像鑑定などを進め、被害女性3人に対するセクハラがあったものと見ている。
キム氏は警察の取り調べに対し、「セクハラをしたことは覚えていない」と容疑を否認したという。
一方、警察はキム氏が提起したバーニンサンと駅三(ヨクサン)地区警察官との癒着疑惑については、「疑心の状況を探せなかった」として容疑なしと結論付けた。
警察は事件発生当時、出動した警察官4人を含めた駅三地区隊警察官71人の携帯電話72台、共用携帯電話18台、クラブ関係者706人の間の通話内容および、出動した警察官と主要クラブ関係者など36人の口座の内訳を分析した結果、癒着を疑うだけの状況が発見されていないと判断した。
キム氏に対する警察官の暴行事件も容疑がないと見て、捜査を終結させることにした。
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