韓国の公営テレビ局KBS本社ビルの女子トイレに隠しカメラを設置し、盗撮を試みたKBS公開採用のコメディアンに懲役刑の実刑が言い渡された。
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ソウル南部地裁刑事控訴3部は2月16日、「性暴力犯罪の処罰に関する特例法違反(カメラなど利用撮影)などの容疑で起訴されたパク某被告の控訴審判決公判で、検事と被告の控訴を棄却し、原審と同じ懲役2年を言い渡した」と明らかにした。
また、裁判部は「(被告人は)1審判決後、一部被害者追加で合意したが、依然として多くの被害者が厳罰を嘆願している」とし、「犯罪の深刻性などを考慮すると、原審の量刑を変更するだけの事情はない」と説明した。
パク被告は去る2018年、KBS研究棟にある女子トイレの個室の上から手を伸ばし、被害者が用を足す姿を撮影するなど、計32回にわたって盗撮、盗撮未遂をした容疑で裁判にかけられた。
パク被告はまた、昨年5月27日から29日まで15日にわたってトイレで被害者が着替える様子を盗撮、盗撮未遂をし、7つの撮影物を所持していたことがわかった。
1審の裁判部は昨年10月、パク被告に懲役2年を言い渡し、性的暴力治療プログラム履修40時間、関連機関への就職制限3年を命令した。これに対し検察は量刑が低いという理由で、パク被告は量刑が厳しいという理由で、それぞれ控訴していた。
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