中国は最近、韓服(ハンボク)やキムチなど韓国固有の文化を自分たちのものだと主張しているが、これに対して韓国のスターたちが声を上げて応戦し始めた。
まず、ラッパーのE Sensは2月15日、自身のインスタグラムに「韓服は韓国のものだよ、図々しい泥棒たちよ。韓服が中国のものだと思っている人たち、しっかりしてください。韓服は韓国のものだ」と、中国を厳しく批判する文を掲載した。
また、「ヒップホップも中国から始まったと言うのでは」という一文で中国を痛烈に皮肉った。
女性歌手のソン・ガインも2月16日、自身のインスタグラムに「キムチも韓服も韓国の大・韓・民・国のものです!」と、ストレートに言い放った。
さらに中国の家電メーカー小米(シャオミ)が、スマートフォンの待ち受け画像ストアで、チマチョゴリを中国文化として説明したことが伝わり、さらに話題となっている。小米側はイメージの説明を修正して謝罪したが、非難から逃れられなかった。
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』や『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』で知られる人気女優のキム・ソヒョンは2月11日、韓服を着て旧正月のあいさつをしている写真をアップし、中国のネットユーザーから攻撃を受けた。
中国のネットユーザーは「中国の伝統文化を教えてくれてありがとう」「韓服を間違えて着た」など発言を書き込み、韓服を着る行為そのものを皮肉って非難した。これをめぐり、韓国のネットユーザーらと舌戦も繰り広げられた。
さらに1月には、韓国の人気モクバン(大食い)ユーチューバー、ヘムジは「キムチは韓国料理」と紹介したことにより、中国の所属事務所から突然解約された。所属事務所は「彼女の発言が中国のファンを大きく傷つけ、会社の信頼に深刻な損害を与えた」とし、契約終了を一方的に通知した。
中国の相次ぐ発言に韓国では、韓国文化が中国文化に侵略されるのではないかと憂慮しており、反発する動きが強まっているという。
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