演技、歌、バラエティーまで。俳優イム・シワンの活躍は続く。
これまでロマンスとは縁のなかった俳優イム・シワンがドラマ『それでも僕らは走り続ける』を通じて初めてロマンスドラマに挑戦した。子供のような純粋さを持った陸上選手キ・ソンギョムを演じたイム・シワンは、「愛情をストレートに伝えるソンギョムの姿からたくさんのことを学んだ」と話している。
『それでも僕らは走り続ける』は、それぞれ異なる世界に住んでいた人々がそれぞれの方法でコミュニケーションを取り、愛に向かって走っていくラブロマンス。登場人物たちが絶えず交わす台詞の中に現れる各々の雰囲気が若者たちの間で好評を博した。
イム・シワンは台詞の雰囲気を生かすために努力したと語りながら「私たちが実際に日常で使えそうな言葉が多い。“人生の主人公は自分だ”という脚本家のメッセージが感じられとても良かった」と感想を述べている。
ソンギョムのような不思議なキャラクターが視聴者からの共感を得ることができたのは、イム・シワンの演技のおかげだ。彼は「ソンギョムは裕福な家庭で育ったため、“彼の苦悩に視聴者が共感できるのか”とたくさん悩んだ。脚本家と話し合いも重ねた」とキャラクター構築のために苦労した部分について話した。
キ・ソンギョムとのシンクロ率は70％程度だというイム・シワンは「誰かが僕に“キ・ソンギョムのように行動できるか”と聞いたら僕の答えは“NO”だ。彼の正義感溢れる大胆な姿に憧れるが、自分とは違うと思う」と説明している。
続いて、イム・シワンは共演した女優シン・セギョンに感謝の気持ちを伝えた。シン・セギョンについて「さまざまな演技を試してみたが、セギョンがすべて受け入れてくれた。おかげでとても演じやすかった。ドラマにもお互いの信頼感が伝わっていると思う」と深い信頼を示している。
2010年にアイドルZE:Aとしてデビューしたイム・シワン。演技ドル（演技＋アイドル）として最も成功したといわれてきた。アイドル出身というプレッシャーは全くないという彼は「初めて演じたMBCドラマ『太陽を抱く月』でよい評価を受けて自分に自信ができた。何かできることがあるんだなと思えるようになった」と話している。
イム・シワンは音楽活動に対する意志も示している。『それでも僕らは走り続ける』のOSTを担当した彼は歌だけでなく作詞にも参加した。イム・シワンは「音楽活動は常に念頭に置いている。歌手活動は大変でもファンミーティングやさまざまなコンテンツで歌う姿をお見せしようと努力している」と期待感を高めている。
『それでも僕らは走り続ける』の撮影を無事終えたイム・シワンは、2021年も活躍する見通しだ。映画『非常宣言』（原題）『ボストン1947』（原題）の公開を控えたイム・シワンは映画『スマートフォン』（原題）の撮影を控えている。新しいキャラクターをどのように表現するか悩んでいるという。彼は「まず演技とバラエティー番組を通じてさまざまな姿を見せるのが１つ目の計画。今年も一生懸命活動するので楽しみにしてほしい。次の作品はどうか、次の演技はどうか、好奇心をそそる俳優になるのが目標だ」という望みをのぞかせた。
一方、イム・シワンが主演のドラマ『それでも僕らは走り続ける』はNetflixにて配信中だ。
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