ウェブ漫画(ウェブトゥーン)やウェブドラマで流行した若者の世界観が、テレビドラマに挑戦状を出す。
ウェブトゥーン専門制作会社YLABがその世界観を“BLUE STRING”と命名し、今後、作品を通じて拡大していくことを予告した。
YLABは『アイルランド』(原題)を皮切りにドラマ制作に本格的に突入するとしており、今後BLUE STRINGの名のもとに、コンテンツをドラマ化する展望を明らかにしている。
それに先立ち、ウェブの青春ドラマで成功している外注制作会社プレイリストは、来る1月26日に放送されるKBS2の新ドラマ『Dear M.』(原題)で地上波に挑戦する。
ドラマ『恋愛プレイリスト』(原題)をシーズン4まで出すなど、『恋愛プレイリスト』の相次ぐ成功でファンをがっちり掴んだプレイリストが、同作のスピンオフドラマとして『Dear.M』を披露するのだ。
特に『恋愛プレイリスト』の登場人物である男友達パク・ハヌルが『Dear.M』の主人公として登場し、配役を引き受けた俳優ペ・ヒョンソンも『恋愛プレイリスト』シーズン3、4に続いて同キャラクターで再び『Dear M.』に登場するだけに、プレイリスト側は「『恋愛プレイリスト』の世界観を続けていく」と強調している。
業界屈指の成果を出したウェブドラマ制作会社とウェブトゥーン制作会社が、それぞれの世界観でテレビに挑戦し、新しい視聴者の確保に乗り出す格好だ。
それについてプレイリストと『Dear.M』を共同制作するモンスターユニオンの関係者は、「世界観というと大袈裟に聞こえるかもしれないが、ドラマのコンセプトと主題、雰囲気を継続していくと見てもらえればいい。また青春世界観といえば、登場する若者や青年の価値観を込め、最近の大学生の悩みや関心事を扱うものと考えてもらえれば」と説明した。
続いて「プレイリストはターゲットを若年層と見ていて、その世界観を維持することで、既存のファンたちの関心を集めながら新しいファンも作ろうとしている」と話した。
『恋愛プレイリスト』の世界観が大学での恋愛を大きな軸に置いているとすれば、YLABが “BLUE STRING”と名付けた青春世界観は、現実世界に足を踏み入れた若者たちが考える“正しい正義”に対する悩みであるという点で、確実な差別化ができる。
YLABの関係者は、“BLUE STRING”と関連して「単純な学園モノではなく、“大学に行きたい”とか“学校を変えたい”など、良い目的を持ったまっすぐな主人公たちの善良な影響力を込めた」とし、「『世界はお金と権力』『スタディー・グループ』『善意の競争』『真の教育』(いずれも原題)など、NAVERウェブトゥーン読者から選択された個々の作品と、まもなく発表される新しい作品がひとつの世界観の中で物語を拡張させていく予定だ」と明らかにした。
さらに「ファンタジーヒーローの世界観であるSUPER STRINGをすでに展開し、今年下半期に『アイルランド』をドラマで発表する。BLUE STRINGは、どんな作品を映像化するか、今後を期待するに値する」と分析した。
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