韓国JTBCの新ドラマ『シーシュポス:The Myth』で、パク・シネは希望に満ちた毎日を送る。
初回放送を2月17日に控えた『シーシュポス』は、正体を隠して生きている存在を明らかにしようとする天才工学者ハン・テスル(演者チョ・スンウ)と、彼のために遠くて険しい道を遡ってきた“救援者”カン・ソヘ(演者パク・シネ)の旅程を描いたファンタジー・ミステリードラマだ。
劇中、カン・ソヘが住む世界は戦争によって廃墟と化した未来の韓国。荒れ果てた世界での生活が気の毒でならないが、それにも関わらず希望と笑顔を忘れない彼女の毎日がスチール写真でうかがえる。
ソウルが滅びる瞬間、かろうじて防空壕に避難したカン・ソへの家族は命が助かった。その後、ソヘには全く新しい世界が広がる。チンピラと軍が占領した世の中では外に出ることすら危険で、彼らから身を守るためには厳しい訓練が必須だった。
パク・シネは「荒れ果てた世界のようでも、ソヘは純粋さを秘めている」と語る。公開されたスチール写真からも、その言葉が如実に感じられた。
トウモロコシの缶詰を食べながら元気よく迎える朝。毎日同じ食べ物ばかりでうんざりしそうだが、ソヘからはそんな感情は感じられない。缶詰を食べながら何かを熱心に読んでいる彼女の顔は好奇心で一杯だ。
「すごく孤立した生活をしながら育ったからか、世間について知らないことも多く、無邪気な姿を見せる」というパク・シネの説明と相通じる。
スチール写真には、日用品を手に入れるために街やスーパーを回る外部活動も捉えられた。
これは、防空壕での生活を維持するためのとても重要な日課の一つ。そのためか、スーパーの周辺を見ているソヘのキラキラした目からは、ほしいものを全て見つけようとする意志が感じられる。
運のいい日には、好きなBTS(防弾少年団)の写真を見つけたり、捨てられたカバンのの中からお菓子が出てきたりも。その度にソヘは楽しくなって子どものように喜ぶ。
彼女の希望をさらに大きくしたのは、ある日見つけた「ハン・テスルを助けて。君が彼を救えば彼は世界を救うから」というメッセージ。その言葉を信じて2020年にたどり着いた彼女は、大きな希望を見つけられるだろうか。2週間後に迫った初回放送が今から楽しみだ。
『シーシュポス:The Myth』は、『青い海の伝説』『ドクター異邦人』『主君の太陽』などで興行不敗神話を続けているジン・ヒョク監督と、イ・ジェイン、チョン・チャンホの夫婦作家がタッグを組み、業界内でも注目を集めている作品。
これまで見られなかった革新的なビジュアルと、時空を行き来する重厚なストーリーでジャンルドラマの新しいパラダイムを提示する予定だ。韓国JTBCにて2月17日21時に放送開始される。
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