歌手チン・ダルレが学生時代の校内暴力について謝罪し、人気番組『ミス・トロット2』(原題)から降板すると宣言したが、未だに議論が冷めていない。
所属事務所の初期対応が問題だったことも一役買った雰囲気だ。
先立って1月30日、とあるオンラインコミュニティに「校内暴力の加害者が『ミス・トロット2』に出ます」というタイトルの文章が投稿された。
作成者は「挨拶をちゃんとしないとして殴り、母と一緒にいるのに挨拶を90度で過剰にしたと殴り、数分以内に来いと言ったのに遅れたと殴り、理由なく殴ることもたくさんあった」と、被害を受けた状況を詳細に記した。
すると間もなく校内暴力の加害者はチン・ダルレであったことが明らかとなり、彼女も「学生時代の不適切な行動で傷つけた被害者の方に、心より謝罪の言葉を申し上げる。直接会って謝罪しようと、故郷の知人を介して被害者の方と連絡しようとしたが、難しく、こうやって書面で謝罪する」と過ちを認めた。
チン・ダルレの所属事務所T Starエンターテインメントも「当社は本人に今回の校内暴力論争の一部事実関係を確認した」とし、「過ちに対するすべての責任を負い、現在出演中の『ミス・トロット2』を降板する予定」と伝えた。
しかし所属事務所は当初、「校内暴力は事実ですか?」というネットユーザーの質問に、「事実無根で、虚偽の流布者はサイバー捜査隊に要請し、捕まえれば身元から魂まで払い落とす」と回答したことが明らかになり、非難が沸き立っている。感情を前面に押し出した慎重さのない対応で、騒動に火に油を注ぐ格好となったわけだ。
なおチン・ダルレのインスタグラムは騒動後、謝罪文を除いたすべての投稿が削除された。
チン・ダルレは2018年のシングル『ARIARI』でデビューし、TV朝鮮のオーディション番組『ミス・トロット2』を通じて顔を知らせた。しかし今回の校内暴力騒動で、順調だった活動に赤信号が灯った。
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