映画『ミナリ』に主演した女優ハン・イェリが、アジア太平洋エンターテインメント連合が主催するゴールドリスト授賞式で主演女優賞に輝いた。
『ミナリ』は、希望を求めて“見知らぬ地”アメリカに渡った韓国人家族の特別なストーリーを描いた映画。リー・アイザック・チョン(韓国名チョン・イサク)監督が演出と脚本を手がけ、ハリウッド俳優ブラッド・ピットによる映画制作会社プランBエンターテインメントが制作を担当した。
ハン・イェリは劇中、家族を守ろうと奮闘する母・モニカ役を熱演。アメリカの映画専門誌『COLLIDER』が選ぶオスカー主演女優賞の候補にも挙げられたなか、ゴールドリストで女優主演賞を受賞したことでアジア系映画人たちの熱烈な支持を受けている。
今回のゴールドリスト授賞式では、ハン・イェリの主演女優賞のほか、リー・アイザック・チョン監督や主演キャストの『ミナリ』チームが7冠を達成。
同授賞式を主催したゴールドハウスは映画『パラサイト 半地下の家族』のオスカーレースと北米でのヒットのためにハッシュタグ「#goldopen」キャンペーンを積極的に支援しており、今年は『ミナリ』がそのバトンを引き継ぐ予定だ。
『ミナリ』は、世界各地の映画祭で好評とともに受賞が相次いでいる。アメリカ映画研究所(AFI)で「今年の映画賞」を受賞し、インディ映画界のアカデミー賞と呼ばれるインディペンデント・スピリット賞(FISA)では作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞、脚本賞にノミネートされた。
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