ハリウッド映画『ミナリ』(原題)の主演女優ハン・イェリが、ポン・ジュノ監督の好評とともにアメリカの映画専門誌『COLLIDER』が選ぶ、オスカー女優主演賞の候補予想リストに名前を連ねた。
世界の主要映画協会賞と授賞式で31冠に輝いた『ミナリ』は、アメリカン・ドリームを追いかけて、1980年代にアーカンソー州の農場に定着したとある韓国人家族のストーリー。
ポン・ジュノ監督は去る12月、米映画雑誌『バラエティ(Variety)』によるオンライン対談で「『ミナリ』で驚いたのはハン・イェリとユン・ヨジョンさんの母娘演技で、2人の優れたパフォーマンスだった」とコメント。「母親がアメリカに来たシーンのハン・イェリさんの演技が好きだった」とし、彼女の優れた演技力を褒め称えた。
ポン監督はまた、「(2人とも)外見の感じは似ていないようだが、ハン・イェリの繊細な演技のおかげで『母娘なんだ、家族なんだ』と感じられた」と言い、ハン・イェリのきめ細かな演技を取り上げた。
『ミナリ』のメガホンを取ったリー・アイザック・チョン(韓国名チョン・イサク)監督も、「ハン・イェリとユン・ヨジョンさんは、魂が似ている。女優としてユニークだし、現場でも大きく調和していた」と2人のアンサンブルに拍手を送った。
『COLLIDER』が予想した「オスカー女優主演賞の候補」には、『ミナリ』ハン・イェリのほか、『ザ・プロム』のメリル・ストリープ、『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』のエイミー・アダムス、『エマ』のアニャ・テイラー=ジョイなどが選ばれている。
同誌は『ミナリ』について「大勢の人に賛成票を得られそうな今年最もいい映画の一つ」と紹介し、モニカ役を演じたハン・イェリの受賞可能性に注目している。
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