『愛の不時着』でイケメン兵士を演じた俳優イ・シニョンが、ドラマ『昼と夜』(原題)を通じて成長の可能性を証明した。
【写真】ヒョンビン、韓国ファッション誌で「日本への特別な思い」
イ・シニョンは1月19日に韓国で放映終了したtvNのドラマ『昼と夜』で、たしかなビジュアルを持つ情熱的な特殊チームのチャン・ジワン役を熱演。キャラクターに完全に溶け込むことはもちろん、スポンジのような吸収力で作品に愉快な活力を吹き込み、存在感を見せた。
特にストーリーが後半に進むにつれ、イ・シニョンの活躍は目立った。第12話でト・ジョンウ(演者ナム・グンミン)チーム長に扮して救出に乗り出したシーンは印象的だった。
『昼と夜』を通じて視聴者たちに多彩な魅力と安定した演技力を見せたイ・シニョンは1月19日、所属事務所を通じて一問一答で最終回を終えた感想、ドラマに対する格別の愛情を表わした。
以下、俳優イ・シニョンの一問一答。
◇
―ドラマ『昼と夜』を終えた感想は?
監督、先輩、スタッフの方々が猛暑の中で会い、最後には寒波に耐えながら8カ月間、撮影に臨んだ。それを思うと、もう放映終了ということが残念だ。長期間、一緒に撮影して過ごしただけに、たくさんの思い出がある。機会があれば『昼と夜』の現場で出会ったすべての方々と再び会いたい。
―“チャン・ジワン”というキャラクターで重点を置いたところは?
劇中のチャン・ジワンは、チーム長を尊敬しているチーム員を愛する人物であり、何事にも積極的なマインドを持ったキャラクター。一方で演じる僕の性格は人見知りで、どうすればチャン・ジワンのようなマインドを持てるか悩み、序盤はキャラクターを掴む過程で困難もあった。
悩んでいたとき、監督や先輩方が「心からチームを考え、状況を理解してみろ」とアドバイスをもらった。それだけでなく、待ち時間には演技に関する話、撮影がないときはプライベートな席を作ってくれたおかげで、チャン・ジワンを少しずつ理解し始めた。そんな時間が積み重なってみると、自分の心にも俳優の先輩たちではなく、特殊チームのチーム員という思いが生まれ、それで撮影に臨みました。
―今回の作品を通じて見せたかった姿は? そのために準備したものは?
撮影が1カ月余り残ったときに合流し、キャラクター作りにたくさんの試行錯誤があった。まずは、しっかりとチャン・ジワンというキャラクターを作り出し、視聴者の方々に近付いていきたいと思った。次に、新型コロナで大変な日々を送っている方々に、少しでもチャン・ジワンという人物が楽しみになり、誰かにとっては尊敬されるような人物に演じたいと思った。
チャン・ジワンというキャラクターの準備は、ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』からインスピレーションを受け、自分のスタイルに合わせていった。一方では、自分が悩んだほど演じ切れなかったという思いもあり、チャン・ジワンに申し訳ない気持ちもある。
―メイキング映像を見ると、“特殊チーム”のメンバーといるとき、楽しそうにしていた。現場で共演者との呼吸はどうだったか。
僕が現場で撮影するにあたり、監督、先輩たちが多くの助けをくれた。撮影に入るまでは和気あいあいとした雰囲気で、常に笑いが絶えなかった。撮影中、とても呼吸が合い、笑いをこらえようとしてたくさん笑った記憶がずっと残りそうだ。
この場を借りて、良い作品と現場をともにすることができたことを感謝していると伝えたい。
―俳優イ・シニョンにとって『昼と夜』は、どんな作品として残るだろうか。チャン・ジワンに最後の挨拶をするとしたら?
毎回、新たに理解し、成長する過程で、最もたくさん悩んだ作品だった。自らを変化させ、表現する努力が多かった作品として記憶に残りそうだ。
チャン・ジワンには、「足りないところがたくさんあって、あなたの人生を完全に生きることができなくて申し訳ない。でもあなたに出会った8カ月間、人生のなかで最もたくさん笑い、ポジティブな視野をもらえた」と、感謝の言葉と苦労が多かったということを伝えたい。
―ドラマ『昼と夜』とチャン・ジワンを愛してくれた視聴者にメッセージを。
これまで予告殺人推理劇『昼と夜』を視聴してくれたすべての方に感謝する。今回の作品は、俳優として一歩成長するきっかけになった。早い時期に、さらに成熟した俳優になれるように努力したい。新型コロナが終息するその日まで、頑張りましょう!
前へ
次へ