『愛の不時着』ヒョンビンが、一層深まった魅力でファンの元を訪れる。
ファッション誌『Esquire Korea』は最近、公式ホームページを通じてヒョンビンと共にした特集ページのカットを公開した。
写真の中のヒョンビンは、ウォッチブランドOMEGAのアイテムを引き立てる上品なコーディネートを披露。ファンだけでなく、見る者すべてを虜にするようなオーラを放っている。
同誌のインタビューでは、昨年日本でも大ヒットしたドラマ『愛の不時着』の舞台裏についても語られた。
ヒョンビンは、「放送当初は、視聴者の皆さんからの反応が心配だった。だけど、それよりも撮影の大変さのほうが勝っていたので、実は早く撮影後の未来に行きたいという思いもあった(笑)」と当時を振り返った。
また、世界のNetflixで絶大な反響を得ていることについては「僕もファンたちがネット上に掲載してくれるコメントや、たくさんの記事を通じて反響を知ることになった。長く上位にランクインしていると聞いている」とし、「日本は特にそうだ。いまだに5位圏内だと聞いている」と日本での反響についても言及した。
ヒョンビンは、日本のファンに対しても都度特別なメッセージを伝えてきた。
これに関しては、「皆さんから頂いた、たくさんの愛に対する感謝の気持ちを伝える場があるといいのに…(今の状況が)とても残念」と一言。「そういった場があってこそ、お互いにとってハッピーな時間が生まれると思うので。現在は韓国外から要請があれば直筆手紙を贈るなどして、できるだけ自分の気持ちを伝えている」と、世界的な人気に対する感謝の気持ちをあらわにした。
ヒョンビンはさらに、「日本のラジオやテレビ番組に手紙を贈ったり、メッセージを伝えたりしています」と、特に反響が大きかった日本に対する愛情も隠さなかった。
ヒョンビンにとって、『愛の不時着』のヒットは予想外だったという。どころか、出演したすべての作品に対して「これはヒットするぞ、と事前に思ったことはない」というのだから驚きだ。
「どんな作品においても、簡単に演じることができたキャラクターはない。ひとつの作品の中で、どれだけいろんな姿を見せられるかが俳優の役目だと思っている。状況によって、都度異なるレイヤーが重なっていくような、そんな演技を繰り返すとキャラクターの魅力が一層豊かになる。作品だってそうだ。準備をたくさんして、撮影の過程で作っていく。
だから、作品のヒットを感じるのは撮影の中盤に入ってから。視聴率というひとつの指標もそうだけど、間接的な人々の反応を見て手ごたえを感じられる」
ヒョンビンは最後に、『愛の不時着』で共に息ぴったりの演技を披露したソン・イェジンについても語った。
「『愛の不時着』以前に『ザ・ネゴシエーション』で共演していたこともあって、とても息が合う感覚はあった。お互いそんな気楽さから、すべてのシーンでアイディアを一緒に出しながら作品を作っていった。各自がひとつの場面について考えてきて、リハーサルで調節するといった感じだった」
最近は次回作映画『交渉』(原題)の撮影を終えただけでなく、OMEGAのアンバサダーに抜擢されるなど、華麗な活躍に一層拍車をかけているヒョンビン。更新し続ける多彩な魅力は、これからも多くのファンの心を掴んで離さないだろう。
◇ヒョンビン プロフィール
1982年9月25日生まれ。本名キム・テピョン。2003年にドラマ『ボディガード』でデビューし、端役にも関わらず優れたビジュアルが視聴者の間で話題に上った。2005年には、韓国ラブコメドラマの決定版として社会現象を巻き起こした『私の名前はキム・サムスン』で大ブレイク。その後もドラマ『シークレット・ガーデン』『ジキルとハイドに恋した私』『アルハンブラ宮殿の思い出』、映画『コンフィデンシャル/共助』『ザ・ネゴシエーション』など、ジャンルを問わない多彩な作品で説得力のある演技を披露した。2019年に韓国で放送された主演ドラマ『愛の不時着』がNetflixで配信されると、日本をはじめとした世界各国で大ブームに。韓国に留まらない人気を誇るトップスターとして、大きな存在感を放っている。
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