韓国の芸人ユン・ヒョンビンが、「自身に暴行ほう助の容疑を提起したA氏から脅迫を受けてきた」と明らかにした。
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ユン・ヒョンビンの法律代理人を務める「法務法人スンジョン」のチェ・ヨンギ弁護士は、12月22日に「A氏はこれまでユン・ヒョンビンさんと同僚のコメディアンに連絡を取り、一方的な内容を盛り込んだ暴露をすると主張してきた」と公表。「A氏からの脅迫内容は、口にすることすら躊躇するほどのものだった」とし、A氏から送られたメッセージの内容を一部公開した。
当該のメッセージを通じてA氏は、ユン・ヒョンビンに対して「父が倒れた」と苦しい状況を伝えている。さらには「300万ウォン(約30万円)を貸してほしい」「利子を節約したい」という内容も公開された。
また、別の長文メッセージには「私は劇場を退いてから、これまで先輩とそこの人々に徹底的に利用されたと思っていた。ユン・ヒョンビン先輩は私にコーヒーショップで挨拶をしてきて、“何かあったら連絡しなさい”と声をかけたが、私はその言葉に対して劇場であったことを口止めするような内容だったと理解した」と綴られている。
それと共に、「その話が本当なら、父のリハビリに必要な病院費を1年手助けしてくれるか」「いつになるかわからないが、状況がよくなれば返す」と金銭を要求するような文面も見られた。
これに先立って、ユン・ヒョンビンには自身の小劇場に所属した芸人志望生に暴行を加えたという疑惑が浮上した。
去る12月17日、韓国のインターネット掲示板にはA氏によって「2015年10月、演技を学びたくて釜山(プサン)に位置するユン・ヒョンビン小劇場の門を叩いた。その劇場に入れば、演技と芸人になるノウハウを教えてくれると言われた。私は夢を叶えるためにベストを尽くすと決心していた」という内容の書き込みが掲載された。
A氏は書き込みを通じてさらに「ユン・ヒョンビンは自分に演技ではなく雑用ばかり任せた。大きな問題は、底にいた人たちが私をいじめ始めた。成人している者たちが数人で19歳の私をいじめ、無視や暴言、暴行といった行為が続いた」とし、「ユン・ヒョンビンに相談すると、“君は年下だから我慢しなくちゃ”、“君が言うことを聞かないからそんな状況になっているんだ”とし、なんの対応もしてくれなかった。そのうえ、彼自身もいじめに加担した。俳優の人がお酒を飲んだ状態で私を訪ねてきて、拳や足で30回以上暴行を加えられたこともある。4年経った今でも片耳がときどき聞こえない」と当時の状況を明らかにした。
現在も深刻なパニック障害と統合失調症、睡眠障害、聴覚障害などに苦しみながら生きているというA氏は、「1年5ヶ月間働いた正当な給料、そしてユン・ヒョンビンとあのとき、私をいじめた者たちの公開謝罪を求める」と付け加えた。
その後ユン・ヒョンビンは所属事務所を通じて「事実無根」と公式的な立場を表明したが、A氏との攻防は続いていた。
弁護人は今回の脅迫騒動に関して、「ユン・ヒョンビンさんと彼の同僚はまだ幼いA氏を理解し、法的措置なしに事を済ませようとした。しかし、度を過ぎたA氏の行動に到底黙っていられないと判断した」とし、「ユン・ヒョンビンさんと同僚は、各自がA氏に対する恐喝・情報通信網法違反(名誉毀損)・脅迫の疑いによる刑事告訴を終えた」と明らかにしている。
以下、ユン・ヒョンビンの法律代理人「法務法人スンジョン」による立場全文
◇
過去にユン・ヒョンビン小劇場で働いていた練習生(以下、A氏と言います)の主張について、皆さんにご関心頂いていることと存じます。
A氏はこれまで、ユン・ヒョンビンさんと同僚のコメディアンに連絡をとり、一方的な内容の暴露をすると主張してきました。
また、A氏からは口にすることすら躊躇するような内容の脅迫もありました。公衆の理解を深めるために、A氏からのメッセージを一部公開します。
ユン・ヒョンビンさんと彼の同僚のコメディアンは、幼いA氏を理解して法的措置なしに事を済ませようとしていました。しかし、度を越えたA氏の行動をとても見過ごせないと判断しました。
2人は現在、各自でA氏に対する恐喝・情報通信網法違反(名誉毀損)・脅迫の疑いによる刑事告訴を終えた状況です。
芸能人の暴露戦が、大衆にとって少なくないストレスを与えるということをよく理解しています。従って、今後はこのような公開的な内容よりも法的措置に最善を尽くす予定です。
どうか、法的な手続きの結果を見守ってください。結果が出れば直ちに大衆にありのままの事実を公開します。
以上です。ありがとうございます。
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