『梨泰院クラス』キム・ダミの再現なるか…『魔女2』で“演技経験ゼロ”のシン・シアにかかる期待

2020年12月18日 映画 #韓国映画 #女優
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『魔女2』(原題)の主役シン・シアは、新たな忠武路(チュンムロ/韓国版米ハリウッド)のシンデレラになれるだろうか。

【写真】『魔女2』主役抜擢の“謎めいた新人女優”の姿

映画『魔女2』が紆余曲折の末に制作を決定し、年内のクランクインを目標にスタートを切った。

第1作目に続き、キム・ダミとチョ・ミンスが出演予定だ。また、パク・フンジョン監督と映画『V.I.P. 修羅の獣たち』で手を組み、第1作目にも出演予定だったが、兵役の関係で叶わなかったイ・ジョンソクも特別出演するとのことだ。

(写真=映画 『The Witch/魔女』 )第1作目のポスター

さらに、1407倍の競争率を勝ち抜き、主役の座を手に入れた新鋭シン・シアのキャスティングに大きな関心が集まっている。名前と最近公開された短い広告映像での姿がすべてで、年齢も経歴もプロフィールすらない新人中の新人だ。

このためキャスティングのニュースが流れるや否や、人々はシン・シアの名前を検索し始め、ポータルサイトの検索ワードランキングを席捲し、話題性を証明した。

“先輩”キム・ダミと同じレールに乗れるか

キム・ダミと同じ事務所のAND MARQに所属するシン・シア。彼女は最近、チャン・ヨンナム、ハ・ヨンス、キム・ダミといった先輩たちとともに化粧品広告の短い映像に映っており、その姿が現在の彼女のすべてだ。

演技経験が皆無の新人に、パク・フンジョン監督は可能性を見出して賭けに出たということだ。

2018年に公開された第1作目も同じだった。主演に抜擢されたキム・ダミも現在のシン・シアと同様に、一般的には馴染みのない1人の新人に過ぎなかった。

(写真=AND MARQ)キム・ダミ

しかし、観客に先入観がないため役に完全にはまることができ、結果318万人もの観客を動員した。その作品を機に、キム・ダミは忠武路の新星に躍り出ることとなった。

キム・ダミは『The Witch/魔女』で韓国最大の映画賞である青龍(チョンニョン)映画賞の新人女優賞をはじめ、各種授賞式でも注目を浴びた。そして大躍進のきっかけとなった『梨泰院クラス』でも主役の1人として活躍。今ではスター街道を突き進んでいる。

シン・シアも興行においてはまったく保障のない新人だが、パク・フンジョン監督は守りに入らず攻めの姿勢を貫いた。

『The Witch/魔女』のキム・ダミだけでなく、『ウンギョ 青い蜜』(2012)でのキム・ゴウン、『お嬢さん』(2016)でのキム・テリのように、1つの作品で強烈な印象を植え付けることで、一気にスターダムへとのし上がった前例は少なくない。

映画『お嬢さん』に出演したキム・テリ

もちろん前提として必須なのは、演じるキャラクターとのマッチングとともに、確かな演技力が裏付けられなければならない。シン・シアが疑問と懸念を同時に抱かせるなか、『魔女2』が再びニュースターを生み出すのかにも注目が集まっている。

ある業界関係者は「ただの新人ではなく、まっさらな新人である点が新鮮だ」とし、「『魔女』の場合、シーズン2ではどのようにストーリーが描かれるのかわからないが、キャラクター自体が神秘的でファンタジーな要素もあるので、このような戦略がむしろ映画にはポジティブな影響を及ぼすかもしれない。観客を動員するところまで到達できるか、今から気になるところだ」と話した。

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