チャン・グンソク主演映画『きみはペット』などに出演し、最近は“死亡説”で話題になった女優ユン・ジオが近況を知らせた。
12月15日、ユン・ジオはインスタグラムに「今年の人権本」について書かれた記事を共有し、「良い知らせを伝える。政治哲学研究者“チョ・ジョンファン”先生が、私に対する魔女狩りとフェイクニュースに関して1年の研究の末、『証言嫌悪』と『カパンの文法』という2冊の本を出版され、2020年の“今年の人権本”に選ばれた」と投稿した。
続いて「頭を下げて心から感謝の言葉を伝え、以前のように誠実に、正直に、健康的に、強いが透明に生きていく」と語った。
最後に「これまでたくさん傷ついた。痛くて損するのは私なので、彼らのように強く生きていこうと思う。強いが純粋に、透明だけど強烈に。そう生きていく」と締めくくった。
先立ってユン・ジオは、自らを“チャン・ジャヨン事件”の唯一の証人と主張して、書籍まで発表して大きな注目を集めた。
“チャン・ジャヨン事件”とは、女優チャン・ジャヨンが2009年3月、起業家や大手新聞社関係者、芸能事務所関係者らに性的暴行を受けたと暴露してこの世を去った事件のこと。当時、韓国芸能界を揺るがす特大スキャンダルとなったが、調査もまともにされず、真相が明らかになることはなかった。
その後、ユン・ジオには詐欺疑惑などが浮上し、現在はカナダに在住。韓国法務部はカナダに出国したユン・ジオを指名手配したが、検察は彼女の海外出国を理由に起訴中止処分とした。
韓国法務部傘下の検察過去事委員会は2019年5月20日、チャン・ジャヨンを苦しめた人物の名前が書かれたとされる、いわゆる“チャン・ジャヨンリスト”の存在について、真相究明は不可能であり、性犯罪疑惑の再捜査が難しいという最終審議結果を発表したことがある。
そんななか今年11月24日、ユン・ジオのインスタグラムに「ジオの家族です。私たちのジオがどうか安らかに休めるようお願いします。とても優しくてきれいな子です」などと書き込まれ、死亡説が浮上した。
ただ数日後にインスタをハッキングされたことが明らかとなり、ハプニングに終わった。
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