映画『パラサイト』の“家族たち”はどうしてる?それぞれが「全盛期の真っ最中」

2020年12月01日 話題 #韓国映画
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韓国の映画関係者やファンにとって「出来る」という原動力であり、良い記憶として残っている『パラサイト 半地下の家族』。その主役たちの全盛期は現在も進行中だ。

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あまりにも強烈な作品だったため、次のステップを躊躇してもおかしくないが、彼らはこれ見よがしにそれぞれの立場で熱心に仕事を続けている。

主人公役を演じたソン・ガンホは最近、ニューヨークタイムズが選定した「21世紀に最も偉大な俳優25人」に名を連ねた。また、女子バレーボールの描くスポーツ映画『1勝』(原題)に出演を決めた上に、売れっ子俳優にしかできないというゲームの広告モデルにも起用され、勢いに乗っている。

『パラサイト』を通じて新境地を開いた“美人奥様役”女優チョ・ヨジョンは、KBSドラマに復帰。

これまで『完璧な妻』『99億の女』など、KBSドラマと深い縁を結んできた彼女は、今回もKBS2の新ドラマ『浮気したら死ぬ』で推理小説作家に変身し、甘くて殺伐とした魅力を予告した。

チョ・ヨジョンの夫役を演じたイ・ソンギュンは、悩んだ末に災害アクション映画『サイレンス』(原題)を次作に決め、クランクインを迎えた。

勢いに乗って多作期に突入

家政婦役で強烈なインパクトを与えたイ・ジョンウンと、ソン・ガンホの妻役を演じたチャン・ヘジンは、“多作妖精”として映画とドラマで活躍している。

イ・ジョンウンはドラマ『他人は地獄だ』『椿の花咲く頃』『一度行ってきました』(原題)、『半分の半分』(原題)、映画『私が死んだ日』に続き、JTBCの新ドラマ『ロースクール』(原題)への出演を決め、多忙な日々を過ごしている。特に『私が死んだ日』では、言葉が話せないキャラクターを熱演し、大絶賛を博した。

大ヒットドラマ『愛の不時着』でも存在感を発揮したチャン・ヘジンは、ドラマ『産後養生院』『ルワク人間』『契約友情』『出師表』(すべて原題)、映画『エビギュファン』(原題)に続き、tvN新ドラマ『女神降臨』(原題)にも出演する予定だ。

2人がすごいのは、多作の中でも似たようなキャラクターがなく、振れ幅の大きさを見せつけているところだ。主人公の母親はもちろん、自らが主人公を務めるなど、作品ごとに“人生最高キャラクター”を更新している。

先輩俳優たちが作品に集中する一方で、後輩俳優たちはバラエティ出演を通じて親近感をアピールしている。

長男役のチェ・ウシクはtvNのバラエティ番組『夏休み』(原題)で同じ事務所の女優チョン・ユミと“コンビぶり”を披露。放送を控えた『ユン食堂3』では、親友のパク・ソジュンと仲良しな姿を見せる予定だ。

主演ドラマ『青春の記録』を終えた長女役のパク・ソダムも、現在はJTBCバラエティ番組『感性キャンピング』に出演中。飾らない姿で親近感を沸かせている。

ある業界関係者は次のように語る。

「俳優にとって代表作はフィルモグラフィに欠かせない光栄だが、乗り越えなければならない1つの課題でもある。そういう意味で『パラサイト』の俳優たちは、みんなが多様なキャリアを積んでいるようだ。劇中のキャラクターで消費されるだけでなく、役者としての信頼度が高まったため、“信じて見られる”俳優たちに成長したようだ」

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