俳優コン・ユとパク・ボゴムが、これまでにない「ブロマンス」(男性同士の親密な関係)に自信を示した。
10月27日、映画『徐福(ソボク)』のオンライン制作報告会が行われ、イ・ヨンジュ監督のほか、俳優コン・ユ、チョ・ウジン、チャン・ヨンナムが出席した。
同作は、人類最初のクローン人間ソボクと、彼を運ぶという極秘任務に就く元情報局エージェント、ミン・キホンがさまざまな勢力の追跡を受ける物語を描く。
映画『建築学概論』を大ヒットさせたイ・ヨンジュ監督の8年ぶりの新作で、忠武路(チュンムロ/米ハリウッドのような映画の街)が愛する俳優コン・ユが軸をなし、お茶の間をときめかせる若手俳優パク・ボゴムが5年ぶりにスクリーン復帰することで早くも話題を集めていた。
また、チョ・ウジンやチャン・ヨンナム、パク・ビョンウンら実力派俳優が脇を固めるという最強のナインナップのため、映画ファンの期待を高めている。
この日、イ・ヨンジュ監督は映画についてこう紹介した。
「ご覧頂ければお分かりだと思うが、遺伝子操作で作られたクローン人間は特別な能力を持つ。この映画のテーマには「永遠」や「時間」といったキーワードがあるが、クローン人間は普通の人より成長や時間の流れが早い。そういう部分に注目してご覧いただきたい」
コン・ユは「温かい思い出がたくさんある映画だ」と振り返り、「監督の意志にご一緒したかった。服務中のパク・ボゴムがこの場にいなくて残念だ。ボゴムが一生懸命農作業をしてくれたから、僕らはしっかりそれを収穫していきたい」と語った。
また、共演したパク・ボゴムについては「(パク・ボゴムの)目がすごい。悪役もできそうな目だった。俳優の立場からは魅力的に感じた。観客の皆さんがこの映画を通じて彼のイメチェンを見守るのも、魅力のひとつになりそうだ」とベタ褒めした。
軍服務中のパク・ボゴムは今回、事前に撮影した映像で登場。「“ソボク”というキャラクターをプレゼントしてくださったイ・ヨンジュ監督、現場でたくさんのことを学ばせていただいたコン・ユ先輩、僕の知らないところで苦労したすべてのスタッフの方々に、心から感謝します。同じ時間を共にできて幸せでした」と撮影当時を振り返った。
『徐福』で最も注目すべきところは、断然主演俳優たちのブロマンスだ。コン・ユもそこを強調している。
「ソボクによって困難に直面する状況もあるが、なんだかんだいってやりとりが面白かったし、その後はブロマンスのシーンもあってよかったし、楽しく撮影した。想像に頼らざるを得ない演技があって難しかったが、最終的にどんな映像になったか気になる」(コン・ユ)
そんなコン・ユとパク・ボゴムの演技を、イ・ヨンジュ監督は褒め称えた。
「コン・ユは背が高いだけにアクションもその他すべての部分もスッキリした俳優だ。パク・ボゴムは、今までの優しいイメージはそのままで、演技に入るととっさに動物的な感覚を発揮することがある。これからに期待する」(イ・ヨンジュ監督)
最後にコン・ユは、「(自分が演じる)キホンは、トラウマを抱える人物だ。情報局の元エージェントとして最後の任務を就くが、思いもよらぬ状況に遭遇しながら話が展開される。他の人物も同じだ。ぜひ期待していただきたい。この映画は皆さんの予想を裏切ると思う。面白くて興味も湧くが、易しくはない話だ。監督が作品を通じて伝えようとする本質的なメッセージに惹かれた。観客の皆さんにも、同じ気持ちを感じてほしい」と期待感を高めた。
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