韓国兵務庁モ・ジョンファ庁長が、K-POP歌手ユ・スンジュン(アメリカ名:スティーブ・スンジュン・ユ)の入国禁止を維持する理由について明らかにした。
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モ・ジョンファ庁長は10月13日、韓国国会・国防委員会兵務庁国政監査でイ・チェイク議員がユ・スンジュンの入国に関する兵務庁の立場を尋ねると、「スティーブ・ユは韓国人ではなくアメリカ人」とし、「ユ・スンジュンという単語を使いたくない。スティーブ・ユだと考えている。入国が禁止されなければならない」と述べた。
ユ・スンジュンの入国拒否の理由についても説明した。
モ庁長は「(ユ・スンジュンは)2002年に兵役義務を付与したにもかかわらず、国外旅行許可を受け、1週間後にアメリカ市民権を取得して兵役義務を逃れた人間」とし、「スティーブ・ユのビザ発給を拒否したので、行政訴訟が進行していることは知っている。その過程を見守った」と述べた。
特に「私は入国が禁止されなければならないと考える。スティーブ・ユは崇高な兵役義務から自ら離脱し、国民に兵役義務を果たすと何度も約束したにもかかわらず、それを拒否した」と強調した。
モ庁長は「もし入国して芸能活動を国内でするのであれば、今この瞬間も神聖な兵役義務を果たしている私たちの将兵たちがどんな喪失感を受けるか。国民の否定的な見方も非常に強いと考えている。もちろん、裁判所で判断することだが、兵務庁長の立場では入国が禁止されなければならないと思う」と付け加えた。
先立ってユ・スンジュンは2002年、兵役義務を回避するためにアメリカの市民権を取得。それによって関連当局は、同年から彼の韓国入国を制限している。ユ・スンジュンは2015年から韓国の裁判所に在外同胞ビザでの入国許可を要請し、今年3月には最終的に勝訴した。
しかし韓国外交部は、「大韓民国の安全保障と秩序維持、公共福利を阻害する可能性がある」という“在外同胞法”を根拠に、去る7月にユ・スンジュンのビザ発給を拒否した。これによりユ・スンジュンは最近、改めて訴訟を提起した。
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