「BTS(防弾少年団)は百万長者、プロデューサーのパン・シヒョク代表は億万長者」
BTSの所属事務所Big Hitエンターテインメントの株式公開(IPO)について海外メディアが注目し、“株式富豪”となるBTSメンバーにスポットライトを当てた。
Big Hitエンタは9月28日、機関投資家の需要予測で競争率1117倍を記録し、公募価格が13万5000ウォン(約1万3500円)に確定したと公示した。Big Hitエンタの時価総額は、公募価格基準で約4兆8000億ウォン(約4800億円)となる。
アメリカのCNN放送は「Big Hitエンタの株式公開がBTSを百万長者に、プロデューサーのパン・シヒョク代表を億万長者にした」と報じた。
パン代表はBig Hitエンタの株式43%を保有しており、上場に先立って8月3日にBTSメンバー7人に計47万8695株の普通株式を均等に贈与した。
13万5000ウォンに決定された公募価格で見ると、BTSメンバーは1人当たり92億3000万ウォン(約9億2300万円)分の株式を保有することになる。ドルに換算すると800万ドル近くに達する。
CNNは「BTSはビートルズの成功と比較される7人組グループで、全世界に“ARMY”と呼ばれるファンを持っている」とし、「BTSの成功はBig Hitエンタが収益性の良い(音楽産業の)帝国を築くうえで役割を果たした」と評価した。
一部の海外メディアはBig Hitエンタの上場と今後の株価の流れにおいて、BTSファンが及ぼす影響に注目したりした。
アメリカの音楽業界誌『ビルボード』は、BTSファンの公募株の申し込みと関連して「機関投資家はもちろん、ファンも並んでいる」とし、「BTSファンクラブがBig Hitエンタの株式を買うために騒いでいるようだ」と伝えた。
アメリカの芸能メディア『バラエティ』は、「BTSの公募価格がファンの大きな関心を反映する価格で策定された」とし、「BTSファン軍団の行動がBig Hitエンタの株価をさらに押し上げる可能性がある」と見通した。
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