BTS(防弾少年団)の新曲『Dynamite』(ダイナマイト)のアメリカでの人気が熱い。
BTSの新曲『Dynamite』は、発売から4週目に入ったが、米ビルボードのメインシングルチャートで2位を記録した。『Dynamite』は発売初週、K-POPとして初めて「HOT100」で1位を達成し、その翌週も1位を維持した。
そして先週に続き、2週連続で2位をキープしながら確固たる人気を証明している。
「HOT100」は、ストリーミング、ラジオ放送回数、音源販売量を総合して順位を集計するビルボードのメインチャートで、アメリカ国内における楽曲の大衆的な人気の指標といえる。
BTSは2017年の『DNA』(最高位67位)を皮切りに、少しずつランキングを上げていった。2018年の『FAKE LOVE』(10位)、2019年の『Boy With Luv』(8位)、2020年2月の『ON』(4位)などだ。しかし長期間、上位にとどまったことはなかった。
今回発表した『Dynamite』の推移は、以前とは異なる。ストリーミングや音源販売はさすがに減少したが、すべてのジャンルのラジオ放送回数を集計するラジオチャートでは、最高記録である47位となって上昇を続けている。
また、ビルボードが先週のアメリカだけでなく、全世界を包括する人気曲ランキングを集計するために新設した「ビルボードグローバル200」チャートでも2週2位を記録し、アメリカを除外した「ビルボードグローバル」チャートでは、初めて1位を記録した。
大衆音楽評論家イム・ジンモ氏は、「北米でも完全にファン層を形成され、ラジオでもK-POPの扉が開かれた。英語の歌詞とディスコなど、『Dynamite』は曲に対する安定的なアクセシビリティを作り出した今、アメリカ市場で“Dynamite=ヒット”という方程式が成立したようだ」と説明した。
BTSは新型コロナの影響で対面活動をしていないが、さまざまなプロモーションを大々的に進めている。
彼らは『Dynamite』のアコースティック(Acoustic)、EDM、トロピカル(Tropcial)、プールサイド(Poolside)に続いて、スロージャム(Slow Jam)、ミッドナイト(Midnight)、レトロ(Retro)、ベッドルーム(Bedroom)と4つのリミックスバージョンを追加で公開した。米ビルボードは、リミックスバージョンも原曲のひとつとして集計するため、BTSのカスタム戦略が成功しており、ビルボードも2週連続「HOT100」1位を達成した際、さまざまなリミックスバージョンについて言及したりした。
またBTSは、アメリカの民間放送局NBC『TODAY Show』とのインタビューをはじめ、アメリカ国内の人気番組に相次いで出演し、『Dynamite』の人気を高めている。
特に、音楽フェスティバル『iHeartRadio Music Festival』にグローバルミュージシャンとして初日のエンディングを飾り、アメリカの公共ラジオ放送NPRミュージックの『Tiny Desk Concert』にも参加した。
さまざまなプラットフォームを通じてファンと会っているBTSは、人気とともに影響力をさらに拡大させている。
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