6年ぶりにスクリーンに帰ってきた女優のシン・ミナが、映画『ディーバ』(原題)で初のミステリースリラーに挑む。
8月13日、映画『ディーバ』のオンライン制作報告会が行われた。
本作は“飛込競技界の女王”イヨン(演者シン・ミナ)が謎の交通事故に遭い、潜在していた欲望と狂気が目覚めてからの事件を描くミステリースリラー。
『ディーバ』で最高の飛込競技選手イ・ヨンに扮するシン・ミナは、「飛込競技という種目は耳慣れず、一度もやったことがなかった。表現できる限りの段階までは練習をして撮影した。ほぼ毎日、地上練習2時間、水中での練習1時間30分ずつ行った。筋トレもした」と並々ならぬ心構えを明かした。
血のにじむ努力をしながら準備しただけに、シン・ミナの作品への愛情も格別だ。
彼女は「公開の知らせを聞いたときからドキドキして、緊張と期待でいっぱいだ。シナリオがとても強烈だった。自分がイヨンだったらどうするか考えると役に入り込めた。表現したら面白そうだと思った。飛込競技もしなくてはならないし、感情を表現するのも難しいが、挑戦したかったし、キャラクターの魅力も大きかった」と語っている。
イヨンの友だちで本心が見えないスジン役を務めたイ・ユヨンも、「やる前からワクワクしていた。飛込競技という新しいことを学べるのもわくわくした。いざ始めてみたら大変でとても怖かった。克服していく過程が切なくて涙が出そうだった。一緒に経験してきた大変だった時間を思い出す」と述べている。
コーチ役のイ・ギュヒョンは、「飛込競技を一生懸命勉強した。この作品を通じて人気のない種目にも多くの関心が集まれば嬉しい」と話した。
『ディーバ』は、映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』の脚色に参加したチョ・スルイェ監督にとっての初の商業映画演出作だ。
チョ監督は「韓国で飛込競技というスポーツは非人気種目。シン・ミナという女優が持つ力が、その部分を補ってくれると期待していた。長年さまざまな顔を見せてくれたが、今回は一度も見せたことのない姿を見せたかった。シナリオの話だけで6時間も話をした。感動した」と、シン・ミナに期待を寄せた。
シン・ミナも「自分でも“こんな顔があったのか”と思うほど慣れなかった。今後もさまざまな姿をお見せしたい」と期待感を示した。
チョ・スルイェ監督は最後に、「美しいスリラーを作るために努力した。飛込競技とスリラーの出会い、3人の俳優の熱演をご期待ください」と語っている。
映画『ディーバ』(原題)は、9月に韓国で公開予定。
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