韓国の大手映画館CGV、新型コロナ19の影響で売上が昨年に比べ「91%減少」

2020年08月10日 話題 #韓国映画
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韓国の複合映画館(シネマコンプレックス)の最大手CGVが、4~6月期に1305億ウォン(約130億円)の営業損失を記録した。

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CGVは8月7日、新型コロナ19の影響で4~6月期の売上高が416億ウォン(約41億円)を記録したと発表。売上は前年同期(4819憶ウォン)に比べて91%減少し、営業利益(235億ウォン)は赤字転換した。

やはり新型コロナ19の感染拡大が実績に最も大きな影響を及ぼした。世界的に新型コロナ19が急速に広がっている中、CGVが進出した全ての国と子会社で営業赤字を記録している。

韓国の場合、一部の映画館が閉館したり、時間を短縮して営業を続けたが、ほとんどの映画の公開延期でボックスオフィスが大幅に縮小され、実績にも影響を及ぼした。そんな中、賃貸料や人件費などの固定費の影響で赤字を避けることは難しかった。

ただ、新作映画公開によるボックスオフィスの拡大と、閉鎖されていた映画館の再オープンで何とか回復の兆しが見えている。韓国では6月から次々と新作映画が公開され、業績改善の可能性が切り開かれた。

映画『#生きている』の公開で映画館に客足が戻り、『半島』『鋼鉄の雨2』(すべて原題)などの映画もヒットしている。

費用改善の面でもかなりの改善効果が得られた。賃借料や人件費など固定費の負担を30%以上改善し、非対面サービスなど追加費用削減が期待できるサービスを繰り上げて導入したためだ。

(写真=CGV)

CGVは今後、より積極的な姿勢で下半期に備える計画だ。これまで、公開をためらってきたハリウッド大作の公開が次々と決まり、映画市場の活性化に力を添えている。

また、韓国映画の大作も延期してきた公開日を決めつつある。すでに公開された『ただ、悪から救いたまえ』が好評を得ており、『勝利号』『徐福』などの期待作も年内に公開が決定した。

CGVのチェ・ビョンファン代表は「今年2四半期は誰も経験しなかったコロナ19事態の中で最悪の困難に直面したが、たゆまぬ努力を通じて費用を節減し、劇場事業の新しいパラダイムを研究することが出来た大事な時間でもあった」と明らかにしている。

さらに「非対面サービス、モバイルトランスフォーメーション、サブスクリプションなど新たに研究している新規事業モデルの導入を繰り上げ、より未来志向的な劇場企業として生まれ変わるために邁進していく」と付け加えた。

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