昨年亡くなった元KARAのク・ハラさんの死をめぐって、生母と兄の主張が食い違っていることが明らかになった。
7月23日に放送されたJTBCの『イ・ギュヨンのスポットライト』では、故ク·ハラさんの死によって明らかなった「法の死角」について取り上げた。生母の相続資格を問う相続財産分割訴訟と盗撮撮影の法的資格を問う不法撮影裁判がそれだ。
【写真】ク・ハラの死去から8カ月。実兄が本音「妹が苦労して築いた財産は…」
『イ·ギュヨンのスポットライト』制作陣は故ク・ハラさんの実母に直接会って話を聞いた。 生母は生前、娘の故ク・ハラさんと誰よりも切ない仲であり、遺族も知らない「慕情」を交わしたと主張した。
しかし、故ク・ハラさんの実兄であるク・ホイン氏は「妹がとても具合が悪く、うつ病があった。(その治療のため)医師から実の母に会えば役に立つかもしれないと言われたので、会っただけだ。妹のほうから先に連絡した」と反論した。
また、故ク・ハラさんが実の母親と会う時に同行した知人は「あの日、(ハラは)母親が抱いてくれて暖かく迎えてくれるかと思ったが、あの人(実の母)は知人たちを連れてきた。お祭りムードでもないのに。芸能人であるハラを知人たちに自慢するような姿だった」と振り返った。
その後、実母に会ってきた故ク・ハラさんは「母は私を探さなかった。車で10分の距離に住んでいたのに」と衝撃を受けたようだったと知人に伝えたという。
ク・ハラさんの実兄であるク・ホインさんは現在、故ク・ハラさんか残した遺産を巡って係争中で、育児を放棄した実母に相続権はないと主張しているが、法律通りではそうはいかない。
ク・ハラの実母は故ク・ハラさんが9歳、ク・ホイン氏が11歳になるころに家を出て音信不通だったが、彼女の死亡後、弁護士を選任して相続権を主張してきた。現行の民法上、ク・ハラの実母は養育義務を完全に放棄したにもかかわらず、実父と半分ずつ財産を分け合う第1相続権者となる。
実母は現在、相続財産を社会に寄付すると伝えている。
「弁護士費と養育費は私がお金がないから後で養育費を請求するのではないか。弁護士費を請求する」とし「相続で受け取った金からそれをすべて差し引いて社会に寄付する」と明らかにした。
なお、ク・ホイン氏は実母を相手に養育費請求訴訟も進行中だ。
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