女優キム・ヘジュンとオ・ナラがブラックコメディ推理劇で出会った。全8話と短いが、強烈な展開を予告した。
【注目】女優キム・ヘジュン、“棒演技”の酷評から一転して好演!
7月22日午後、ソウル麻浦(マポ)区のMBCゴールデンマウスホールでは、MBCの新ドラマ『十匙一飯』(原題)の制作発表会が開かれた。新型コロナウイルス事態以降、5カ月ぶりに開かれたオフラインのドラマ関連イベントだ。
『十匙一飯』は、大邸宅に集まった9人の人々が有名画家の数百億ウォン台の財産を前に繰り広げる頭脳戦を描いた推理劇。平凡な女子大生ユ・ピンナ(演者キム・ヘジュン)を中心に、20年前の不倫で絡まった男女、私生児として生まれた息子、父親が異なる同腹兄弟など複雑さを持つ人々と、彼らが最悪の状況に直面したときに表す本能と強欲さなど人間の内面を繊細に描き出す予定だ。
Netflixドラマ『キングダム』の王妃役で強烈な印象を残したキム・ヘジュンは、『十匙一飯』でドラマ初主演を引き受けた。
キム・ヘジュンは「プレッシャーもあり、責任も感じた」としながらも、「幸いなことに監督、作家、俳優たちがしっかりと導いてくれ、楽しく撮影した。ひとつの空間で複合的に出来事が同時に起こるということができるのかと思った。最初の放送が期待される」と話した。
劇中、キム・ヘジュンはミステリーな出来事の中心に立つ大学生ピンナを演じる。他の8人とは別の観点での事件を見守り、真実を暴こうと努力する人物だ。事件を解決していく主人公が刑事ではなく、普通の20代女性という点もユニークなポイントだろう。
キム・ヘジュンは「ピンナは世間知らずで明るい母親に代わって、独立的でたくましい。ただ善良なだけではない女子大生だ。たくましいところは、実際の私と似ているようだ」と付け加えた。
キム・ヘジュンと呼吸を合わせる女優オ・ナラは、ドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』に続き、再び推理劇に出演することになった。
前作との違いについて「私たち9人がみんな主人公だ。『SKYキャッスル』では事件の中心にいた人物ではなかったが、『十匙一飯』では私も容疑者の1人」とし、「誰が犯人でしょうか?」と興味をうながした。
その他にもキム・ジョンヨン、イ・ユンヒ、ナム・ミジョン、ハン・スヒョン、チェ・ギュジン、キム・シウンなど演劇で活躍した俳優たちも出演し、作品の完成度を高める。
ドラマ『十匙一飯』は、一般的なミニシリーズ(全16~24話)より短い全8話での放送を決め、短いが強烈で没入感のある推理劇を予告した。
演出を引き受けたチン・チャンギュ監督は「もともと全4話のドラマとして書かれたが、世界を少し広げて8話で企画した」とし、「退屈な部分なく過ぎていくはずだ。それが長所だと思う」と説明した。
撮影中に気を使った部分については、「大邸宅の中だけで展開されなければならない設定だったので、邸宅のセットを苦心して作った。廊下が多いように建てて、退屈しないようにした。撮影としては、人物たちに最大限ついていくという感じで行った」と伝えた。
『十匙一飯』は推理劇であるだけに、犯人の正体が最大の観戦ポイントだ。
オ・ナラは「撮影中はずっと家の中に集まっていた。そして3週間ぶりにみんなと会ったのだが、祝日に家族に会うような気分だった」とし、「すべてのシーンを撮影するときにエピソードがあった。私たちも犯人が誰か知らないまま撮影したのだが、それで毎シーン撮影するたびに、みんなで犯人を推理していたのがおもしろかった。でもすべて的外れだった。最後に予想していなかった犯人が登場する」と語り、期待感を高めた。
新ドラマ『十匙一飯』は、7月22日21時30分に第1話が放送された。
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