男子中学生に“セクハラ質問”した元お天気キャスター、謝罪後も騒動が収まらないワケは?

2020年07月03日 話題
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男子中学生へのセクハラ発言で物議を醸した気象キャスター出身のキム・ミナ(29)が謝罪したものの、その余波が広がっている。

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そのセクハラ発言があった動画は韓国政府の公式YouTubeチャンネルに5月1日に投稿されたのだが、2カ月余りも問題視されることなく動画が視聴できた点、“一線を越えた”発言でYouTubeで注目を集めたキム・ミナが政府公式チャンネルで担当コーナーを務めている点など、さまざまな面から管理監督機能の穴が見えているからだ。

事の発端は7月1日。とあるオンラインコミュニティにキム・ミナが男子中学生と会話するキャプチャ画像が投稿され、議論が始まった。

「そのエネルギーはどこで発散する?」

画像の出典は、登録者数25万人を超える韓国政府の公式YouTubeチャンネル「大韓民国政府」のとあるコーナーだ。去る5月1日に公開された動画でキム・ミナは、新型コロナウイルスによってオンラインでの始業を迎えることとなった中学生と対談したのだが、曖昧な質問を続けていった。

新型コロナの影響によって自宅で過ごす時間が増えたA君に、「すごくエネルギーが多い年頃ですが、そのエネルギーはどこで発散しますか?」と尋ね、A君が笑うと、「なぜ笑うの。私と同じことを考えているの?」などと、とぼけた。

(画像=YouTube)男子中学生に質問するキム・ミナ

またA君が「お母さんが家にあまりいないのでいい」と言うと、「じゃあ一人でいるとき何をしますか?」と質問した。セクハラと解釈できる誘導質問を続けたことで、議論が巻き起こった。

論議が大きくなるとキム・ミナは7月1日、自分のSNSを通じて「不注意な言動で視聴された方にご心配をおかけした点を心からお詫び申し上げる。プライベートな内容を、番組という名の下に引っ張ってきて笑いのネタにしようとした過ちを認知している。恥ずかしい行動だったし、二度と繰り返さない」とし、「制作陣を通じて連絡が届き、内容については修正を頼んだ。私の過ちなので、責任を持って傷ついた方々に直接謝罪すると約束する。刺激的なことを追わず、言動には格別に気を付ける」と長文で謝罪した。

キム・ミナの謝罪文に対してネット上では、「いい加減にしてくれ。本人のコンセプトはわかっているが」「人権に対する感受性が上がっているのだから、もう少し考えるべき」といった反応だった。

修正して再公開するというチャンネル側に批判殺到

論議が続くと「大韓民国政府」のチャンネルコミュニティにも謝罪文が掲載された。

キム・ミナ

チャンネル側は「学生の出演者とコーナー司会者のキム・ミナの会話の一部が適切ではないとの意見があり、その部分を修正して再投稿するため、しばらく非公開に設定した」とし、「チャンネルを視聴される国民の皆様にご迷惑をおかけし、大変申し訳ない」と謝罪した。

だが議論が大きくなってから動画を見直し、さらに一部修正して再び公開すると明らかにしたことについて、「あまりにお気楽だ」との批判の声が上がっている。

「単純に謝罪し、修正して再び投稿すればいい問題か? 男性の人権と青少年の性認識改善においても、今回の事案についてはもっと深刻で、細心の解明と心からの謝罪が必要だと思う」「つまり最初に編集したときは何も問題を感じなかったということだ。政府のYouTubeチャンネルを制作するには不適切な人々がかかわっている」「男女を置き換えれば閉鎖されてもおかしくないレベルのことではないか」との声があった。

YouTubeチャンネル「大韓民国政府」は現在、カン・ミナのセクハラ発言で騒動となった動画を非公開にし、再編集作業を進めている。

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