2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きている。
気になるのは、かつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。
シリーズでお届けする意欲企画。今回は日本でも大ヒットした『花より男子~Boys Over Flowers』や『イダスラなKiss』に主演したキム・ヒョンジュンのその後と現在を紹介する。
日本の同名漫画をリメイクした韓流ドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』。日本でも絶大な人気を誇ったが、韓国版の花沢類的なポジションであるユン・ジフ役を演じていたのが、キム・ヒョンジュンだ。
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男性ボーカルグループSS501(ダブルエス・ゴーマルイチ)のリーダーでもあった彼はF4の中でも王子様のように優しいイケメンを見事に演じ、韓国はもちろん、日本でも一躍人気者になった。
2010年にはあの“ヨン様”ことペ・ヨンジュンが実質的なオーナーを務める芸能プロダクションのキーイースト社に移籍。主演した『イタズラなKiss~Playful Kiss』は韓国だけではなく、日本でも大ヒットした。
その人気ぶりを受けてキム・ヒョンジュンは日本でもソロ歌手としてデビューし、シングルやアルバムも多数発表。その楽曲がオリコン・デイリーチャートの1位に輝くこともあったほどだ。
また、2011年3月に日本で起こった東日本大震災の際には1億ウォン(約1000万円)の義援金を寄付している。
2014年1月には『感激時代:闘神の誕生』で4年ぶりのドラマ主演も飾った。
だが、突然のスキャンダルに襲われる。それもにわかに信じられない女性スキャンダルだった。
2014年8月に2年間交際していた元恋人から暴行容疑で提訴され、2015年1月にソウル地方裁判所から罰金刑が言い渡されたのだが、その後も元恋人が妊娠や流産などを主張するなどドロ沼争いに展開した。
そんな中でキム・ヒョンジュンは兵役に。2017年2月には軍除隊後、飲酒運転の容疑で起訴されるなど、世間を騒がせた。
そうしたこともあってしばらくの間ブランクが生じたが、2018年10月にドラマ『時間が止まるその時』でドラマ復帰。2019年には歌手活動のための独立レーベル「HENECIA」を設立し、同年8月にデジタルシングル『SALT』をリリースした。
そして今年2020年4月には約10年間在籍したキーイーストを退社し、独立している。
さまざまな試練を乗り越え、新しい出発の道を選んだキム・ヒョンジュン。人気復活の日が早く訪れる日を願うばかりだ。
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