世界中で新型コロナウイルスが感染拡大し、各国の芸能人の感染ニュースも聞こえてくる。そのなかでも日本の芸能界から次々と感染者が報告され、注目を集めている。
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日本国内の新型コロナによる死亡者数が100人にも満たない状況で、“国民的コメディアン”の志村けんが亡くなったことに続き、4月8日までに明らかになった芸能人の感染者数は7人に上った。
それだけに日本国内でささやかれている「すでに日本は感染がとても進んでいるのではないか」という疑惑にも、一定の合理性があるように思える。
日本の『オリコンニュース』は4月8日、「芸能界で新型コロナウイルス感染の報告が続いている」とし、「3月31日には脚本家で俳優の宮藤官九郎、今月4日にはお笑いトリオ・森三中の黒沢かずこ、6日にはお笑い芸人・ゴリけん、きょう8日にはお笑いコンビ・たんぽぽの白鳥久美子、歌手で声優の速水けんたろう、タレントのラジバンダリ西井、4人組バンド・SUPER BEAVERのドラム・藤原“31才”広明が、それぞれの所属事務所やサイトを通じて(感染を)報告している」と伝えた。
志村けんの死後も芸能人の感染ニュースが続いているだけでなく、4月初めを起点に、その数字が明確に増えている。
韓国中央災難安全対策本部の資料によると、4月8日現在、日本の感染者数は計4768人で、韓国(1万423人)に比べると半分に過ぎない。しかし、なぜか芸能界の感染者数は韓国の7倍に達している。
韓国芸能界で感染が報告されたのは、現在までSUPERNOVAのユナクが唯一だ。ユナクも3月24日に日本から帰国し、4月1日に陽性反応が出ただけに、日本で新型コロナに感染した可能性が高いとされている。
日本のコロナ関連報道によると、感染者の年齢層も他国とは少し異なるようだ。
新型コロナの合併症で亡くなった志村けんは享年70歳と高齢だが、現在まで感染が報告された芸能人たちは、大部分が30~40代と比較的若い層である。
新型コロナが風邪のような症状を示すだけに、若年層の場合、無症状で感染を拡大してしまうことも少なくないが、短期間にこれほど多くの芸能人が感染したということは、思った以上に多くの感染者が日本にいるという証明でもある。
芸能人の相次ぐ感染報道に、日本国民も不安と疑問を表わしている。
ネット上では「全体の感染者数に比べて著名人の割合があまりに多い。死者が100人もいないのに志村けんさんが入るのも、驚異的な確率だと思った。どうしてこうなったのか」「芸能人がこれだけ感染しているということは、すでに(日本国内の)感染者数が相当数に上っているのではないか」といった反応が出ていた。
また、芸能人だから検査をすぐに受けることができるのではないかという“医療差別”を糾弾する声も出ている。
別のネットユーザーらは「結局は検査を受けることができるのは金持ちだけ。庶民は熱が上がっても診療を受けることができない」「症状が軽くても検査できるの? 芸能人だから? 東京だから? 私は5日間も熱があって連絡しているのに、感染者の濃厚接触者ではないから駄目だった」といった反応を見せた。
感染経路が明らかでないことも不安を加重させる。日本は、まだはっきりとした重要な感染経路が見つかっていない状況であるにもかかわらず、動線がそれほど重ならない芸能人が次々と感染しているため、恐怖を高めている。
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