“キャラ変”で新境地開いた俳優ソン・スンホン。「演技に対する姿勢を改めた」【インタビュー】

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「演技こそ未熟だったけど、没頭する純粋さがあった。『秋の童話』が放送されたのは2000年9月で、当時の人たちは今やみんな、妻子持ちや人妻になっている。正統派メロドラマを今の自分がどう演じるのか気になるので、一度やってみたい」

ソン・スンホンは長期にわたる活動のあいだ、大きなブランクもなくドラマや映画など多様な作品で世間の人々の前にその姿を見せてきた。にもかかわらず、バラエティ番組をなどでプライベートの姿を披露したことはほとんどない。

去る9月には韓国の1人暮らし密着バラエティ『私は一人で暮らす』(MBC)に一瞬登場したことが大きな話題となり、出演依頼が殺到した。

「少し出ただけなのに喜んでくれたり、不思議に思ってくれたりと、バラエティの波及力の大きさを改めて感じた。『私は一人で暮らす』の撮影現場にいたチーフプロデューサーが、昔お世話になった演出家だった。もう一度一緒にやろうと言われたけど、本当に悩んだ。周りでも意見が分かれたが、結局断ってしまった。肯定的な部分もあるけど、バラエティというジャンル自体が、笑いを与えなければと思ってしまって自信がない。

ソ・ジソブが出演した『森の中の小さな家』(tvN)を見たあと、彼に電話して『何やってるんだ、一言でも話せ』と言ったけど、実際のところ僕もバラエティに出るとあんな感じになりそうなので、今はだめだと断った」

(写真提供=Better Ent)

ソン・スンホンのバラエティ番組の出演は両手で数えられるほどだが、そのほとんどは芸人であるシン・ドンヨプが一緒だった。最近では『人生酒場』(tvN)で見せた無邪気な姿が大きな反響を呼んだ。

「いつもはためらっているが、シン・ドンヨプ先輩の番組には出演する。彼と一緒ならとても気楽でいられる。ソ・ジソブも一緒で、3人ともお酒とゴルフが好きでよく話す。過去に3人一緒にドラマ『男女6人物語』で共演していて、当時は大学生として出演した僕たちが講師や教授としてお茶の間に戻ってきたら面白いのでは、という話もした。1~2カ月ほどスケジュールを立てて、シン・ドンヨプ先輩とソ・ジソブと、短編なら何本でもやりたいと思う」

ソン・スンホンのこれからの活躍に期待も大きい。

「目を引くビジュアルで、早い段階で世間に自分を広めることができたし、新人のうちに人気のコメディドラマにも出演して、ラッキーなことに自分の実力以上に人々から愛された。今はこれまで以上の演技力を見せるためにも、さまざまな挑戦をしなければいけないと思う。素敵な年齢の重ね方をして “あの人は年をとっても魅力的だ”と思われる俳優になりたい」

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