ガールズグループKARAのメンバーだった故ク・ハラの実兄であるク・ホイン氏が、“ク・ハラ法”を請願することになった背景について明らかにした。
4月1日に放送されたMBCの『実話探査隊』では、2019年11月に亡くなった故ク・ハラの実兄が実母を相手に相続財産分割審判訴訟を起こし、“ク・ハラ法”を請願することになった理由が公開された。
ク・ホイン氏によると、実母は20数年前に兄妹のもとから去ったが、突然、故ク・ハラの葬式に現れ、喪主服を要求したという。
ク・ホイン氏は「今まで親の役割をしたこともない人が、妹の知人の前に出て喪主だというのは許せなかった。絶対に着せたくなかった」と言及した。
当時、実母は携帯電話の録音機能をつけるなど緻密な姿も見せたという。
実母はク・ホイン氏に録音の事実がばれた後、「あとあとになって違った話をしそうで録音した」と弁明したという。
ク・ホイン氏によると実母は「僕を指さしながら“ク・ホイン、後悔するようなことはするな”と言ってきた。その後、実母側の弁護士が2人来て、“法がこうだから5対5で分けよう”と言ってきた」という。
続いて「生んだという理由だけで親だとは思わない。私たちを捨てて親権まで放棄した人なのに、妹が生み出した財産を持っていくという現行の法があまりにも不当だ」と吐露した。
故ク・ハラが生前、実母を探しに訪れたというエピソードも伝えられた。故ク・ハラは3年前に実母に会っていたと、ク・ホイン氏は打ち明けた。
ク・ホイン氏は「実母を恋しく思い、恨みつつ育ったが、実際に会ってからはそんな感情がひとつもなかった。とてもぎこちなかったようだ」と伝えた。
これに先立ち、ク・ホイン氏は光州(クァンジュ)家庭裁判所に実母を相手に相続財産分割審判請求訴訟を起こしている。20年間交流がなかった実母が、故ク・ハラの死亡後、彼女が所有した建物に対する半分の相続を要求したためだ。
これに対してク・ホイン氏は父親の相続権利を受け継ぎ、訴訟を進めている。現行法上、子供の養育義務を長い間果たさなかった親であっても、子供が事故などで先に死亡した場合、特別な事情がない限り、死亡補償金をはじめ子供の財産は親に相続されるためだ。
ク・ホイン氏はこれを補完する“ク・ハラ法”制定のため、立法申請を国会に提出している状況だ。
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