元KARAのク・ハラ(享年28歳)の実兄ク氏が“ク・ハラ法”の立法を請願した。
ク氏は3月19日、自身のインスタグラムを通じて「幼少時に私たち兄妹を捨てた実母との遺産相続問題で、大変な時間を過ごしている。私は妹の死を無駄にしないよう、私たち家族のような悲劇が二度と起きないことを願いながら“ク・ハラ法”の立法を申し立てた」と、明らかにした。
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続いて彼は「ク・ハラ法が通過しても、その法が私たち家族には適用されないことを、誰よりも理解している。しかし自分の家族のことだけではない。セウォル号事件当時、息子を捨てた親が死亡保険金を受領した。そのような悲劇を繰り返さないことが、私のみならずハラの願いでもあります」と説明した。
「“ク・ハラ”という名前が、より平和で希望のある社会へと変える起爆剤となるよう切に願っている」と、立法の請願理由を明らかにした。
ク氏の実母は故ク・ハラが9歳のときに家を出て、20年間音信不通だったという。ク氏側は、「ク・ハラが生きている間は何の役割もしてこなかった実母が無理な要求をしている」と、3月3日に実母を相手に遺産相続の分割審判調停を提起した。
そして3月18日、非常に制限的な場合に限って相続欠格事由を認めている現行民法に「直系尊属または直系卑属に対する保護ないし扶養義務を著しく怠った者」を追加するという“ク・ハラ法”の制定を、立法請願を通じて国会に提出した。
以下、ク氏のSNS全文。
◇
こんにちは。故ク・ハラの兄であるク・ホインです。
これまで私の妹であるハラを愛し、最期まで支えてくれた知人、ファンの方々、本当にありがとうございました。
ハラが私たちのそばを離れてから4カ月という時間が過ぎました。私を抱きしめてくれた妹の姿がいまだに忘れられません。
最近マスコミを通じて私の立場を明らかにしたように、幼少時に私たち兄妹を捨てた実母との相続財産問題で大変な時間を過ごしています。
あまりにも恋しく、会いたくてたまらない妹を追悼しなければならない時期に、このような問題が発生したという事実が私たち家族をより一層苦しめています。
私は妹の死を無駄にしないよう、私たち家族のような悲劇が二度と起きないように“ク・ハラ法”制定のための立法申請を申し立てました。
ク・ハラ法が通過しても、その法が私たち家族には適用されないことを誰よりも理解しています。
しかし、自分の家族のことだけではなく、セウォル号事件当時、息子を捨てた両親が死亡保険金を受領したような悲劇を繰り返さないことが、私のみならずハラの願いでもあります。
だからこそ“ク・ハラ”という名前が韓国社会をより堅実的で望ましいものに変える名前として残ってほしいという願いを込めて、この文を残します。
1人ひとりの同意が集まり、この社会をより健康で望ましいものに変える起爆剤となることを心より願っております。
最後に、私の愛する妹をいつも愛し、悲しんでくださった多くの方々に心より感謝いたします。
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